お客様の事例

管理が難しいCALの知識・管理方法を明確化

第三者の参画で経営層を巻き込んだ体制構築へ

株式会社千代田テクノル 様

基本情報
設立
1956年
職員数
462名(2015年9月時点)
業種
卸売/小売業
URL
http://www.c-technol.co.jp/
効果/目的
IT資産管理,ソフトウェア資産管理
概要 「放射線の安全利用技術を基礎に人と地球の“安心”を創造する。」 を行動哲学とし、放射線の利用・製造・防護、全てにわたり総合的な力強い支援を展開する日本で唯一の企業。主に線量計測事業、アイソトープ事業、原子力事業、医療機器事業、線源事業があり、危険な放射線を安全・安心に活用いただくためのノウハウと実績で導入からアフターケア、技術サポートをトータルで実施。

-MOTEX(以下M):サービス実施の経緯をお聞かせください。

利用しているソフトウェアのライセンス管理は、以前より管理体制を整え取り組んでいましたが、ソフトウェア資産管理の専門家ではないため、間違いなく管理できているか、不安がありました。

また、相次ぐライセンス違反事故や昨今のライセンス管理が厳しくなる状況も踏まえ、現在の管理方法で本当に正しく社内のライセンスが管理できているのかの確証と、社内だけではなく社外にもアピールできるよう、第三者の視点で確認してもらえる「ソフトウェアライセンス過不足分析サービス」をお願いすることにしました。

-「LanScope Cat」の運用方法や効果についてお教えください。

導入の経緯な当初の導入目的としては、管理体制自体は策定されていましたが「何で管理していたか」といった話になった時、具体的にツールではなく「Excelで管理しています」の状態だったので、管理体制をきちんと構築し、監査などが発生した場合でもきちんと報告できるようにするため、導入しました。

現在は500台程度の各クライアントを管理しており、収集したソフトウェアの情報を確認して、社内のルールに基づいて利用されているか調査しています。
ソフトウェアの利用は有償製品・無償製品の分類もありますが、各個人の判断で自由にインストールされては正しく管理ができないため、「許可されていないソフトウェア」をインストールしていないか、日々監視をすることで実態の把握できないソフトウェアを極力減らしています。

Catで収集してきた資産情報をもとに、定期的にソフトウェアの利用状況を確認していました。具体的には、会社で認めたソフトウェアを「許可するソフトウェア」に設定することで、許可していないソフトウェアが勝手にインストールされていないか定期的に確認しています。規程としては申請したもの以外は利用してはいけないことにしていますが、実際には承認していないものが部門で購入されていたりインストールされてしまっていることもあるため、定期的に確認し、是正を行っています。

-「ソフトウェアライセンス過不足分析サービス」実施の効果・エピソードについてお聞かせください。

社内の取り組みとしてMicrosoft Office製品については包括契約でライセンスを購入していたためライセンス違反はしていないだろうという想定していましたが、サーバー製品のライセンス、特にMicrosfot SQL ServerやCALなどのライセンスは仕組みが難しく、本当に正しく使えているのか不安がありました。
特にCALが難しく、対象範囲がどこまで及ぶのか理解できていなかったのが実情です。

「ソフトウェアライセンス過不足分析サービス」ではこのような今まで不明瞭だったサーバー製品のライセンス管理について、「どのような情報が必要なのか」や「不足分も含めどのようにライセンスを適用するのが最適なのか」をご指導いただいたので、ライセンス管理に必要な知識を理解し深めることができました。

実際サービスを実施してみると、Office製品については想定していた管理がしっかりできていましたが、CALについては約300ライセンスの不足が見つかるなど是正が必要だということが判明しました。不足分については即座にパッケージ購入による充当を行い対応することができました。
同時に、CALについては今後に備えどのように必要数を判断し購入すれば良いのか、サーバーOSとの関係性はどのようになっていかを理解することができ、今後のライセンス管理に繋げていくことができるようになりました。

ソフトウェアライセンス過不足分析サービスはこちら

-今後、ソフトウェア資産管理で行いたいことがあればお教えください。

現在、社内ではボリュームライセンスとしての購入とパッケージ製品の購入が混在している状況のため、今後は購入の体制を構築するための取り組みをしていきたいと思っています。私達が窓口となって購入しているものは把握ができていますが、各部署で購入しているものはどうしても管理が煩雑になるので、このあたりも考えなければいけません。

後は、パッケージ製品で購入したものの管理ですね。これが一番大変だと思っています。パッケージ製品のライセンス管理はライセンス証書だけでなく箱などの購入物一式を管理する必要があります。今あるこれらの現物をどのように管理するかが、今後の大きな課題です。

-「ソフトウェアライセンス過不足分析サービス」実施後の感想をお教えください。

まずは「ほっ」としました。Office製品の管理面などはほとんど問題がなかったことの確認が取れ、今後も同じような管理体制で取り組めばいいということがわかったので安心しています。
ただ、今後の課題は見つかったので、人員の確保や、どうすればもっと効率的にできるかということを考えていきたいです。

また、今回のサービスではライセンスの管理においてわからないこと、管理の仕方や考え方などを相談できたことが良かったと思っています。社内だけで進めていくとどうしても優先度をあげることができず、上層部の理解を得られないことも多いので、CALの必要性や購入する際のCALの考え方など、説得するための情報提供に協力していただけたことが大変助かりました。

technol_sam
▲ ライセンス管理画面(管理が難しい保有ライセンス数とインストール数の過不足確認や、アップグレード・ダウングレードの管理ができます。)

※CALとは
クライアントとサーバーに分かれているようなソフトウェア製品で、クライアントがサーバーに接続して機能を利用する権利(ライセンス)のこと。ソフトウェア自体を導入・利用するためのライセンスとは別に管理されるもので、サーバーの機能を同時に利用したいクライアントの数だけ購入し、設定する必要がある。サーバーソフト製品にはあらかじめいくつかのCALが同梱されていることが多く、別途購入しなくてもその台数だけは利用できる。

-今後のソフトウェア資産管理(SAM)を進める上での展望をお教えください。

もっとLanScope Catのソフトウェア資産管理画面を活用して、社内のソフトウェアのインストール状況やライセンスの利用状況などを社内で見える化していきたいと思っています。

先ほども述べたように上層部の理解をなかなか得るのが難しいため、誰が見ても問題がわかり、取り組みが必要なものとして認識してもらえるような状態を作っていきたいと思っています。
あとは、実地での管理や結果のフィードバックなども取り組んでいきたいですね。

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