IT資産管理

グローバルスタンダードな業務プラットフォーム
「ServiceNow」と連携開始!

Written by 白石 ひとみ

互いの得意分野を活かして、付加価値を生むサービスの立ち上げを担当しています。
新規パートナーさんとの出会いで、LanScopeをもっと活用していただけますように!

グローバルスタンダードな業務プラットフォーム<br>「ServiceNow」と連携開始!

エンタープライズ企業が抱えるIT Asset Managementの課題

エンタープライズ企業にとって社員に貸与するPC端末は必然的に多くなる為、国内外の複数拠点に存在するPC端末を網羅的に把握・管理する、IT Asset Managementは重要なテーマの一つです。未管理のPC端末を放置する事はセキュリティリスクを高めることになります。また、デジタルトランスフォーメーションを推進する上で、適切なIT投資の判断を阻害する要因になりえるため、経営課題に直結します。一方で、サーバーのみならず全てのPC端末を漏れなく管理することは、情報システム部門にとって非常に重労働です。

ServiceNowとは

ServiceNow(NYSE:NOW)は、クラウドベースの業務プラットフォームサービスを開発・販売するメーカーです。
アメリカのカリフォルニア州に本社を置く外資系企業であり、2013年に日本法人のServiceNowJapanを設立しました。ServiceNowのソリューションは、従業員と企業双方に優れたエクスペリエンスを生み出し、生産性を高める
デジタルワークフローを提供することで、人にしか出来ない付加価値の高い新しい仕事を創造します。具体的にはITSM(ITサービスマネジメント)、ITAM(ITアセットマネジメント)、SecOps(Security Oparetions)、ワークフロー、等の様々な機能で従業員のより効率的な活動を支援します。

なぜServiceNowとの協業に至ったのか

ServiceNowはエンタープライズ企業を中心に導入が進み、最早グローバルスタンダードなソリューションとなりますが、日本国内の市場を開拓していく上で大きな課題が一つありました。それがPC端末やスマホ・タブレットをはじめとしたエンドポイントのIT資産管理です。ServiceNowにも資産情報を収集する機能がありますが、PC端末よりはサーバーなどの管理に適した機能であり専門領域ではありません。そこでServiceNowJapanから日本国内で最も多くの企業様にご導入いただいているLanScopeCatと正式に製品連携をしたいとご要望をいただきました。
また、ちょうど同じ時期にLanScopeユーザー様からも「ServiceNowと連携できないか?」という現場ニーズを多数いただいていたこともあり、MOTEXとしてもServiceNowとの協業を前向きに検討していました。
そして2019年8月、MOTEXとServiceNowはお互いの製品を技術的に連携してお客様に新たな価値を提供することを目的としてISV(Independent Software Vendor)パートナー契約を締結しました。
LanScope製品で収集したPCのIT資産情報をServiceNowのITSMやITAMと連携することで、
ServiceNowのUI上で網羅的且つ効率的なIT資産管理を実現いたします。

製品連携による新たな価値

第一弾の連携で7月にリリースした、LanScopeCatAssetAppforServiceNowのダッシュボードは、
PCの所在をServiceNow上で直感的に把握できる設計になっています。
例えば、組織別やネットワークセグメント別にPC端末の具体的な数量を把握するレポート機能があります。
ネットワーク上の全てのPC端末を管理下に置くことでエンドポイントセキュリティの基盤を構築することが可能になります。
また、長期間使われていないPC端末を発見し、遊休資産の活用によるコスト削減を支援します。

2020年10月現在、LanScope CatとServiceNowの製品連携は、PC端末のIT資産情報の連携およびリモートヘルプデスクのワークフロー申請の2つが実装されてます。MOTEXは今後もLanScope製品とServiceNowとの更なる機能連携を推進する事で、お客様への新たな価値を創造し企業の働き方改革・デジタルトランスフォーメーションを積極的に支援します。

LanScope Cat×ServiceNowで今後目指すものとは

企業は、「ニューノーマル」や「VUCA(ブーカ)時代」といった考え方が叫ばれる今日、IT活用をより積極的に取り入れることでデジタルトランスフォーメーションを加速していくことが必須であると言えます。

サーバーのみならず、PC端末を中心としたエンドポイントまでを透過的に集約し、資産情報として把握することは、適正なIT資産管理と適切なIT情報投資の実現に繋がります。お客様の業務環境の効率化を図ることに貢献できるServiceNowとの連携ソリューションを今後も随時提供していきます。

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「LanScope Cat Asset App for ServiceNow」
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