ランサムウェアの特徴と対策ソフト

ランサムウェアとは
ランサムウェアは、マルウェアの一種です。
マルウェア(Malware)はコンピュータに悪事を働くソフトやコードの総称で、PC等のデバイスへ不正にアクセスし、何かしらの害を及ぼします。一般的に知られている「コンピュータウイルス」も、このマルウェアのうちのひとつです。
そして近年問題になっているのが、マルウェアのなかでも悪質な実害をもたらす「ランサムウェア」です。
「ランサム(Ransom=身代金)」と「ウェア(Software)」をつなげた造語であるランサムウェアは、文字通りソフトウェアを悪用し、データの身代金を要求するマルウェアです。
ランサムウェアの特徴
近年、ランサムウェアの感染スピードが早まっています。ある調査では、ランサムウェアがダウンロードされてから、3秒後には暗号化を開始、2分後にはシステム内を水平展開するケースを確認しています。
従来型のウイルス対策ソフトでは検知すること自体が難しく、EDR製品で検知できても、人が対処する頃には、暗号化が完了してしまいます。
ランサムウェアの対策方法
攻撃者は、従来のパターンファイル型のウイルス対策ソフトの検知を逃れるために、大量に新種のマルウェア(ランサムウェア)を生み出しています。
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1日に作られるマルウェアの数
最近では誰でもマルウェアを作成できます。企業のシステム環境は常に悪意のあるユーザーによって、膨大なセキュリティリスクに晒されていると言えます。
VERIZON DBIR(データ漏洩/侵害調査報告書)2016の調査
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マルウェアの平均寿命
マルウェアは生まれてから、58秒で消滅します。常に未知の新しいセキュリティリスクが生まれては消えています。
VERIZON DBIR(データ漏洩/侵害調査報告書)2016の調査
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同じマルウェアが使われる割合
別の組織で再発見されるマルウェアはたったの0.5%。つまり、同じマルウェアが2回以上使われることはほとんどありません。攻撃に使われるマルウェアは、ほぼ”未知“であると言えます。
VERIZON DBIR(データ漏洩/侵害調査報告書)2016の調査
上記のような現状から、既知のマルウェアを元にしたパターンファイル型のウイルス対策ソフトでは、新しく生まれる未知のマルウェア(ランサムウェア)に対抗することは困難です。一方、エムオーテックスで提供しているAIアンチウイルス「LANSCOPE サイバープロテクション」であれば、高い精度でマルウェア(ランサムウェア)を検知することが可能です。
ランサムウェアも99%防げるAIアンチウイルス「LANSCOPE サイバープロテクション」とは?
LANSCOPE サイバープロテクションとは、従来のパターンファイルによる検知方式とは異なり、AIがマルウェアの特徴を学習し「予測防御」を行うウイルス対策ソフトです。
以下は、AIによる予測防御をわかりやすいイメージで表したものです。

実際には、AIがファイルサイズやアイコン、セクションヘッダー、セクションデータ…等の膨大な情報から、 “人が気付けない”マルウェアの特徴を学習して予測防御を行います。
従来のパターンファイル方式では、攻撃を受けてからシグネチャ(ウイルスのデータパターン)を作成するため、その期間は攻撃を防ぐ手立てはありませんでした。AIアンチウイルス「LANSCOPE
サイバープロテクション」は予測防御方式のため、未知のマルウェアでも、誕生した直後から検知率99%以上※で端末を保護することが可能です。
※ CylancePROTECT:2018 NSS Labs Advanced Endpoint Protection
Test結果より/Deep Instinct:Unit 221B 調べ

このため、流行中のマルウェア「Emotet」や「LockBit」をはじめとするランサムウェアも高精度に検知・ブロックすることができます。
高い精度でランサムウェアを防げる
「LANSCOPE
サイバープロテクション」
目的に応じて2つの製品からお選びいただけます
多くの導入実績とEDR(有償オプション)が利用可能

- 国内の導入実績を重視されるお客様
- インターネット非接続環境での運用をお考えのお客様
- EDR要件への対応をお求めのお客様
幅広いOSやファイルタイプに対応

- コストを重視されるお客様
- PCとスマートフォンにウイルス対策ソフトを導入したいお客様
- EXEファイルだけでなくWordやExcelなど多くのファイルタイプへの対応をご要望のお客様