IT資産管理ツールとエンドポイントセキュリティツールの選定は、約2年前から開始された。林 氏によると、「当初、IT資産管理とアンチウィルス、MDMを別々に検討していた」そうだ。そして、クラウドで提供されるサービスに絞って検討を行った結果、それぞれ、計5製品ほどが候補にのぼった。
「候補の中でも、MOTEXのBlackBerryProtect※1は、PC・スマホの一元管理ができるLanScope Anと連携できる点が大きなアドバンテージとなりました」(林 氏)。
機能面ではIT資産管理ツールとしてのLanScope Anの管理のしやすさや、機能の拡張性など長く使える製品設計が評価された。
そしてAIアンチウイルスBlackBerryProtect※1についても、「パターンマッチング型とは異なる、AIを用いた高い検知率の製品だということがわかり、今後安心して運用できると考えた」と林 氏は話す。
操作性の高さも決め手の一つだ。管理画面には脅威が検知されたときのアラートが表示され、「検知状況がグラフ化されていて分かりやすく、また検知したマルウェアが他社製品でどの程度検知されているかなど、詳細情報がワンクリックで閲覧できる」という。また情報が階層化され、クリック一つで必要な情報が閲覧できる点も視認性が高いと評価した。
BlackBerryProtect※1とLanScope Anが連携可能な点もポイントとなり、2020年8月に導入が決定した。