Written by 橋口 正樹
セキュリティ、コンプライアンス、デジタルマーケティング、趣味でラズパイオーディオに没頭中。
目次
今年もBlackBerryより2021年度版脅威レポートが発行されました。約50ページにわたって脅威傾向や対策を知ることができる有益なコンテンツです。早速見て行きましょう!
ランサムウェア・アズ・ア・サービス(RaaS)の脅威
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先日お送りした投稿(【最新】ランサムウェア攻撃とその対策)でも話題にしました、米国ガスパイプライン会社であるコロニアル社への攻撃アクターであったDarkSide。このグループもRaaS(Ransomware as a Service)活用者であったと言われています。金銭という分かりやすい目標をもとに攻撃するこれらのグループは、RaaSを活用することによって、「ベンダーによるサポートを受けられるほか、RaaS のディストリビュータによって頻繁に更新されるためサイバー犯罪の結果が向上する」とレポートでは触れています。また、国家などがバックについていない、大義などを持たない「傭兵の」攻撃グループについても、このレポートは言及しています。
BlackBerry「2021 脅威レポート」
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BlackBerry「2021 脅威レポート」ではQNXなど、車載システムのセキュリティにも精通しているBlackBerryならではの、Connected Vehicle(コネクテッドビークル)に関する動向や、モバイルオーバーレイと呼ばれるAndroid端末への攻撃なども詳細をまとめています。
「2021 脅威レポート」にはそのほかにも、
・脆弱性としての COVID-19
・OS別(Mac、Linux、Windows)の代表的な脅威
・ディープフェイクの脅威アクティビティ
・2021 年に注視すべき脅威トレンド
など気になるコンテンツが盛りだくさんです。
気になるBlackBerry 脅威レポート2021(日本語版)はこちらからダウンロードできます!是非お早めにご確認いただき、日々のセキュリティ運用にお役立て下さい!