クラウドセキュリティ
LANSCOPE データアナライザー powered by MUCV(SplunkCloud)
ニーズが高まる「内部不正対策」「労務状況の可視化」事例をご紹介
LANSCOPE データアナライザー
powered by MUCV(Splunk Cloud)とは
2022年秋にリリースした“LANSCOPE データアナライザー powered by MUCV(Splunk Cloud)[以下データアナライザー]”は、LANSCOPE エンドポイントマネージャーが取得するPC操作ログをデータ分析基盤(Splunk Cloud)に取り込み、さまざまなシーンで活用できる可視化ダッシュボードを提供するレポートオプションです。
リリースから1年半が経過し、MOTEXでは日々お客様とデータ活用についてディスカッションを重ねてきました。200社以上のお客様からさまざまなお話をお伺いする中で、「データは取得しているが活用しきれない」「有事の際に検索するだけになっている」といった、データ活用への期待値と現実のギャップに関するお悩みを多くお聞きしています。
そこで今回は、データアナライザー導入により社内の課題解決につなげられた企業様の事例を2つご紹介します。
導入事例1:内部不正対策(情報漏洩対策) <製造業>
昨今、内部要因での大規模な情報漏洩事件が後を絶ちません。IPA(情報処理推進機構)が毎年発表している「情報セキュリティ10大脅威」においても「内部不正による情報漏えい等の被害」は年々順位を上げており、最新の2024年版では3位にランクインしています。こうした危機感から、MOTEXにお寄せいただくPC操作ログ活用のご相談も、内部不正対策に関連するものが急増しています。
製造業のS社様では、重要情報を取り扱う部門の端末操作ログをデータアナライザーに取り込み、社員の情報持ち出し状況をリアルタイムにモニタリングする環境を構築されました。導入前はログデータを抽出してレポートに加工するのに多大な工数が掛かっており、月次で限られた範囲をチェックするのが限界という状況でしたが、データアナライザー導入後はリアルタイムに自動でレポート作成が可能となり、日次で不正チェックが可能となりました。「退職者による情報持ち出し」「突然の大量の情報持ち出し」「私用アカウントへのデータ転送」「機密データの名称変更」といった、内部不正につながりやすいリスクシナリオを設定し、モニタリング業務の精度向上と効率化を実現されています。
導入事例2:労務状況の可視化 <情報通信業>
在宅勤務が急増したコロナ禍には、「労務状況の可視化」に関するご相談を多くいただきました。現在も、働き方改革やアフターコロナの影響を受けたテレワーク施策、加えて長時間労働の是正やコンプライアンス遵守の動きもあり、引き続きご相談が多いテーマとなっています。
情報通信業のK社様では、勤怠システムの業務開始・終了打刻のデータとPC操作ログをデータアナライザーに取り込み、自己申告の時刻とPC操作時刻の乖離を洗い出すダッシュボードを構築されました。乖離が大きい従業員の状況は、関係する責任者に毎朝レポート通知される仕組みとなっており、サービス残業の禁止・長時間労働の是正施策として大きな成果を上げられています。
本記事では、よくある2つのユースケースをご紹介しました。MOTEXでは毎月ウェビナーを開催しており、データアナライザーを自社導入している社内環境を用いたデモにより、さまざまな活用シーンをご覧いただけますので、ご興味がありましたらぜひご視聴ください。
▶MOTEXのセミナー情報はこちら!