世界中のモバイル関連企業がバルセロナに集結
今回は2016年2月22日―25日にスペイン バルセロナで開催された、Mobile World Congress 2016(以下MWC)をご紹介します!
MWCは毎年2月末に開催されている世界最大級のモバイル関連展示会で、Fira Gran Viaという幕張メッセが3個以上入るとてもとても、大きな会場で開催されており、2000社以上が出展し、世界中から約10万人が集まりました。
5Gやバーチャルリアリティで最新技術がより身近に
今年は、2020年に本番稼動するといわれている5Gに関連する技術やアプリケーションが多く展示されている他、バーチャル・リアリティ(VR)を用いた展示ブースが増えている事がとても印象的でした。例えば、VRスキーでは全く雪が無い室内でもリアルなスキー体験を実現します。
▲バーチャル・リアリティを用いた展示ブース
セキュリティ分野でも、チェックポイントなど従来のセキュリティ企業のほか、Zimperium(イスラエル)などのスタートアップ企業がIoT向けのソリューション、QOSMOSがNFV(Network functions Virtualization)向けのソリューションの展示等々、IoTやNFV/SDN(Software defined Network)の台頭により、あらたなセキュリティ市場幕開けの予感をひしひしと感じました。
▲工事現場等では眼鏡型のウェアブルデバイスが活躍
日系企業も続々出展!
世界最大のモバイル展示会ということで、日本の企業も多数出展されていました。富士通、NEC、NTTドコモなどモバイルデバイスでおなじみの企業から、システム機器やBluetoothアクセサリ、暗号化ソリューションなどそのジャンルは様々。
日本国内におけるスマホの浸透は確かなものとなり、各社メーカー生き残りをかけて様々な販売戦略を行っています。MWCでは、そんな日本も含めた世界中のモバイル潮流を肌で感じられる展示会となりました。

この記事を書いた人
橋口 正樹
セキュリティ製品の技術営業職。最近はDigital forensics、マシンラーニング、ソーシャルエンジニアリングに興味関心
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