Written by ねこずきのねこ。
広報・販売企画・販売パートナー様支援を経て、現在プロダクトPRに携わる。
IoT の時代を迎えて製造の現場でもIT活用は必須
海外展開を積極的に進めてきた製造業界は、経営環境の変化や為替の影響を踏まえて、生産拠点を国内に戻す動きが目立っています。新たな価値創造を支えるイノベーション拠点として、また生産技術の展開を支えるマザー工場として、海外拠点との差別化を進めるケースも見られます。
一方、海外市場そのものは拡大しており、現地生産・現地消費、地域特性に合った商品の開発、提供を行うグローバル最適生産の動きは続いています。本社では開発をはじめ主要機能を日本に置きつつ、グローバルな展開の統括を行っています。
本社と拠点の間では開発や製造に関するさまざまなデータが行き交い、企業の重要な情報資産として適切かつ厳重な管理が求められています。あらゆるモノ（機器）がインターネットにつながるIoT（Internet of Things）の進展、ビッグデータの活用も注目を集め、製造とITの関わりはさらに強まっていきます。
企業の知的財産を扱う端末の管理と海外拠点への対応
ITとの関わりが強くなる一方、その導入には様々な課題があります。管理の効率化はもちろんセキュリティ対策やIT管理体制づくりなど解決すべき課題は多方面にわたります。
この課題を解決する事が、今後の製造現場におけるIT導入の成功につながります。
【課題1】情報漏えい対策
開発・製造に関する機密データの持ち出しを防ぎ、知的財産を守ることは極めて重要です。ノートPC やスマートデバイスのように容易に持ち出せる端末も増え、セキュリティ対策の強化が求められます。
【課題2】ライセンス管理
多数の端末で利用される業務ソフトウェアのバージョン管理、ライセンス管理は、適切な資産管理の観点はもとより、脆弱性対策などセキュリティの観点でも重要です。
【課題3】IT 担当者の設置と増員
IT 担当者の数に対して端末やライセンスの数が多くなればなるほど、日々の管理業務における負担は大きくなります。
【課題4】海外拠点の管理
出張費や移動時間を削減するために、日本から担当者が出張して対応するのではなく、現地のシステム担当者がスムーズに管理できる体制を整える必要があります。また日本と海外拠点をつないでも安全に通信できることが重要です。
LanScopeでグローバル環境にも対応した運用管理体制を構築
製造現場における様々な課題を解決し効率化を図るには、IT 資産管理とセキュリティ対策を統合して患者情報や職員情報をしっかり守る環境を整える事が必要です。
LanScope製品を活用することで、設計データなど機密情報の漏えい防止と利用端末の適切な管理を実現できます。
●端末の利用状況の見える化と持ち出し・持ち込み対策
企業の機密情報の保護には、セキュアな環境の構築以外にも効率的な資産管理、グローバルな分散管理体制を実現することが大切です。
| PC操作の見える化と持ち出し対策 | |
|---|---|
| LanScope Catで実現 | ・操作ログの取得による監査、確認 ・私物の持ち込みPC、不正PC を遮断 ・シンクライアント管理 ・サーバー監視 ・メール送信ログ管理 ・外部デバイスの利用制限と警告表示 ・Web サイトの閲覧先制限と警告表示 など |
| LanScope Anで実現 | ・定期的な端末の位置情報の記録 ・アプリケーションやWeb の利用状況の記録 ・パスワードの桁数やポリシーの一括適用 ・リモートでの端末操作ロックや初期化（ワイプ） など |
他にも、LanScopeには様々な課題解決のための機能が搭載されています。ネットワークのセキュリティを統合管理できる『LanScope Cat』と、スマートデバイス管理ツール（MDM）の『LanScope Aｎ』を活用する事で、セキュアな環境を構築する事が可能です。
IoT時代のグローバル化を迎えるにあたり、IT活用が今後の企業の発展を左右するといっても過言ではないかもしれないですね。
■企業の知的財産、情報資産を適切に守る！LanScope製造業用リーフレットはこちら
https://www.lanscope.jp/cms/cat/request/wp-content/uploads/2015/10/manufacturi-ver1.pdf
■【LanScope導入事例】マスプロ電工株式会社 様
CatをAWSに構築しインターネット経由でベトナム・スリランカの海外拠点も管理
https://www.lanscope.jp/cms/cat/case/hint/casedetail/case025/
