IT資産管理

社内でのWebブラウザーシェアを調べてみよう

Written by 藤田 里未

カスタマーサクセス本部の1年生です。皆様のお役に立てるよう精進いたします。

社内でのWebブラウザーシェアを調べてみよう

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LanScope Cat x Splunkであらゆるデータを取り込み、分析をスマートに。

今どのWebブラウザーでこの記事を読んでいますか

~Internet Explorerの脆弱性発見~

今回もWizLanScopeの記事をお読みいただきありがとうございます。

皆さんは今、どのWebブラウザーでこの記事をご覧になっていますか。
Internet Explorer(以下IE)、Google Chrome、Mozilla Firefoxをご利用の方が多いでしょうか。
Windows10をお使いの方はMicrosoft Edgeからご覧いただいているかもしれませんね。

さて、いまIE をご利用の方には、Webブラウザーの乗り換えをお勧めします。
と、言いますのも2019年9月23日にMicrosoftから、重大な脆弱性「CVE-2019-1367」が公開されました。

Microsoft:https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2019-1367

この脆弱性が悪用されると、あなたのパソコンが完全に乗っ取られてしまう可能性があります。ひとたび乗っ取られてしまうと、悪意あるプログラムをインストールすることも、データを壊すことも攻撃者の思うままです。あなたのパソコンが新たな被害者を作り出す可能性もあります。
Microsoftでは既に悪用が観測されたということで、早めの更新プログラムの適用を呼びかけています。

Internet Explorerの未来

IEの脆弱性はたびたび見つかり、利用者を悩ませています。
また、最近のWebアプリケーションの開発者はIEに対し、表示互換性を考慮していません。その結果「IEで表示すると画面が崩れる」というWebページも存在します。
2019年2月6日には、「デフォルトのブラウザーとしてIEを使いつづけることの危険」として、IEの「規定のブラウザー」としての利用停止、ならびに最新のWebブラウザーへの移行を推奨する記事がMicrosoftから公開されました。

The perils of using Internet Explorer as your default browser(直訳:Internet Explorerをデフォルトのブラウザーとして使用する危険)
Windows IT Pro Blog:https://techcommunity.microsoft.com/t5/Windows-IT-Pro-Blog/The-perils-of-using-Internet-Explorer-as-your-default-browser/ba-p/331732

IEにのみ対応している業務用アプリケーションをご利用の方は、今後もIEじゃないと…と思われるかもしれません。
ですが、長期的に見ればIEを使い続けるリスクの方が、別のWebブラウザーに移行する手間よりもはるかに大きいのです。

社内のWebブラウザー利用率を調べてみよう

日本企業の多くでは、まだまだメインブラウザーとしてIEが利用されています。CatPortal(LanScope 保守契約ユーザー様専用サイト)へのアクセスも、その多くはIEからです(ご利用ありがとうございます)。しかし先述の通り、メインブラウザーとしてのIEの利用はMicrosoftすら推奨していません。Google ChromeやMicrosoft Edgeなど、別のWebブラウザーへの移行は将来的に必要不可欠です。

そこで、社内の推奨ブラウザー選定や、長期的なWebブラウザー移行のための計画立案材料のひとつとして、自社内でIEがどのくらい利用されているかを確認してみましょう。

●Splunk連携をつかう
CatPortalで公開中のアドオン、「LanScope Cat App for Splunk」をSplunkにインストールし、LanScope Cat/Splunkでそれぞれ事前設定を行うと、すぐに自社環境の分析レポートが作成されます。この中にある「業務分析レポート」の「Webブラウザーの操作割合」で、Webブラウザー別の利用時間がわかります。


関連資料
? C9-434 LanScope Cat App for Splunk
※CatPortalへのログインには、保守ユーザーIDとパスワードが必要です。
※保守ユーザーID/パスワードをお忘れの場合はフォームからお問い合わせください。

●Excelをつかう
Splunkを未導入の場合は、Excelで集計しましょう。
1.Webコンソールにアクセス
2.検索
 クライアントで以下の通り設定します。
 対象:現在のクライアント
 ログ種別:Webアクセス > すべてチェック
 絞り込み:ログ種別(Web)-が次と一致する-閲覧
3.「直接エクスポート」で出力
4.I列「稼働時間」がブラウザーの閲覧時間、「タイトル/フルパス」に利用ブラウザー名が含まれるので、これを集計します。
(参考:集計には以下の関数を使用しました。
=SUMIF(‘sheet1′!$J$2:$J$※,”*”&”Google Chrome”&”*”,’sheet1’!$I$2:$I$※)
※部分には最後のセルの行数をご入力ください)

いかがでしたか?
将来的にIEの利用を終了するため、ぜひWebブラウザーの入れ替え工数の算出や、乗り換え候補とするWebブラウザー選定の検討材料としてWebブラウザー利用率をお役立てください。

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