IT資産管理

リモートコントロールとは?基本機能や便利な活用シーンを徹底解説

Written by 田村 彩乃

ITコンサルタントとして7年間システム提案に携わった後、フリーライターとして独立。IT、マーケティングに関するコラムを中心として、人材、ECなどにまつわる記事をWebをはじめとした多くのメディアで執筆。

リモートコントロールとは?基本機能や便利な活用シーンを徹底解説

3分でわかる!REMO-CON
powered by ISL Online

いつでも、どこからでも
PCの遠隔操作によるリモートサポート

資料をダウンロードする

テレワークをはじめとした遠隔地での勤務が広まりつつある近年では、従業員の端末に起こったトラブル対応をスムーズに進めることが難しい場面も増えてきています。そんな時はリモートコントロールを導入することで、遠隔地からでもスムーズにサポートを行うことができます。

そこで今回は、リモートコントロールの基本的な知識や活用シーン、1ライセンスから契約できる便利なリモートコントロールツールなどについて解説します。

リモートコントロールとは

リモートコントロールとは、パソコンなどの端末をネットワーク上から遠隔操作することです。あらかじめ遠隔で操作したい端末にリモートコントロール用のソフトウェアなどをインストールしておき、ネットワークに接続することで、どこからでも遠隔操作ができるようになります。

リモートコントロールの技術が存在していなかった時代は、従業員はオフィスに出社し、与えられた端末で業務に望むのが当たり前でした。しかし、インターネットの普及とリモートコントロール技術の発展によってどこからでも自身の端末にアクセスできるようになったことから、現在では時間や場所を選ばずに業務を行うことも可能になっています。

主な用途としては、テレワークはもちろん、営業の外回り時に外出先から必要なデータを参照してプレゼンテーションに利用するなどの使い方も考えられます。外部から社内のネットワークにアクセスして端末を操作するため、不正アクセス被害に遭わないようにセキュリティ対策は必要ですが、上手く活用することで日々の業務を今まで以上にスムーズに遂行できる環境が整うでしょう。

テレワーク環境での需要の高まり

近年の社会情勢も影響して、国内全体でテレワーク需要が高まっています。このような背景からリモートコントロールの環境整備を急ぐ企業が増えており、「いつでも、どこからでも」社内のネットワークにアクセスして業務を行える職場も増えてきました。

テレワークを行うことによって従業員の出勤による負担を軽減したり、出社が難しい人でも退職や休職を考えずに働き続けたりすることが可能になるなどのメリットがあります。労働力の減少が深刻化しつつあり、生産性の向上を理由に働き方改革が重視されるようになった現代では、従業員の負担を軽くして長く働き続けられる環境を用意することが重要であるといえるでしょう。

リモートコントロールの技術は企業や組織のテレワークを実現して、これまでにはない働き方を実現してくれるポジティブな可能性を秘めています。

ただし、テレワークの広がりとともにリモート接続ツールを利用したサイバー攻撃が増えてきているという課題もあります。社内のネットワークに接続する際にツールを悪用して不正アクセスが行われ、ネットワーク上の端末にウイルスを仕込んだり、端末のデータを改ざんされたりする被害が起こりやすい環境にあるため、リモートコントロールを利用する際はセキュリティ対策を充実させる必要があるのです。

利用目的/活用シーン

リモートコントロールはさまざまなシーンに活用できますが、特にヘルプデスクや問い合わせ対応、メンテナンス作業などに活躍します。それぞれの活用シーンについて詳しく見ていきましょう。

社内での機器トラブル時のヘルプデスク

リモートコントロール技術を使うと、ネットワーク上の他の端末にアクセスして第三者が操作できます。この機能は、社内で機器にトラブルが起こったときに情報システム担当者がヘルプデスクとして活用する際に役立ちます。

端末を利用している従業員が自分でトラブルを解決できない状況にあるとき、情報システム担当者がトラブルの起こった端末にリモートコントロールでアクセスして操作することで、代わりに問題の解決をはかることが可能です。特に、直接トラブルが起こった端末がある場所まで足を運ぶと時間がかかりがちな大企業や、拠点が複数あって情報システム部を1つの拠点に集約している企業などで高い効果を発揮します。

テレワーク社員からの問い合わせ対応

テレワークで業務に従事している従業員からの問い合わせ対応にも、リモートコントロールを活用できます。
テレワークを行っている従業員は自宅やサテライトオフィスなどからネットワークに接続しているため、機器にトラブルが起こったとしても現場に駆け付けることは容易ではありません。しかし、リモートコントロールを活用することで、問い合わせがあった従業員の端末に遠隔でアクセスし、問題の解決に導くことができます。

時間と場所を選ばずに業務を行えるテレワークは魅力的ですが、同時に機器トラブルが起こると速やかにトラブルから復帰できず、業務が長時間ストップしてしまうリスクも抱えています。リモートコントロールを活用してトラブルを解決できる体制が整っていれば、業務が滞るリスクを大きく軽減できるでしょう。

遠隔地サーバーメンテナンス

人の手で遠隔地のサーバーメンテナンスを行うためには、スケジュールを合わせて作業員が現地に向かい、決められた時間の中でメンテナンスを完了しなければならないという高いハードルがあります。

サーバーメンテナンスは不測の事態が起こることも多く、所定の時間内に終えることができなければ現地に残り、作業員が長くオフィスから離れなければならない場合もあるでしょう。このようなケースでも、リモートコントロールであれば自席から遠隔地のサーバーにアクセスしてメンテナンスを行えるため、落ち着いて作業に臨むことが可能です。もちろん所定の時間内に作業を終えることが望ましいものの、万が一の事態が起こったとしても作業員の負担は軽減できます。

出張を伴うサーバーメンテナンスでは所持品に不足が生じて思うように作業が進まないケースも多いものですが、いつものオフィスであれば必要な道具が揃った状態で作業に臨めるため、効率よくメンテナンスを行えるというメリットもあります。

また遠方に足を運ぶためには作業員の交通費や宿泊費といったコストがかかりますが、リモートコントロールによる遠隔操作であればオフィスにいながら作業ができるため、コスト削減にもつながります。

PC遠隔操作によるリモートサポート「REMO-CON」の紹介

リモートコントロールを導入するにあたって、どのような製品を選べば良いのか分からないという方も多いでしょう。特に近年ではさまざまな種類のリモートコントロール製品が登場しているため、違いが分からないというケースもあるかもしれません。

まず意識しておきたいのは、「コストがかからないからフリーソフトを選ぶ」という考え方はリスクが高いということです。一般的にフリーソフトは有料ソフトに比べてサポートが不十分な可能性が高く、途中で開発が打ち切られてアップデートが止まってしまうこともめずらしくありません。

サポートが不十分だと、業務の途中で使い方が分からなくなったとしても解決するまでに時間がかかり、業務の進行に支障をきたすおそれがあります。加えて、アップデートが打ち切られてしまうとセキュリティが最新の状態に保たれないため、ウイルス感染や不正アクセスなどのリスクにさらされる可能性は跳ね上がります。

このようなリスクを回避するためには、サポートが充実していてセキュリティが高い、信頼のおける製品を選ぶことが大切です。そこで本記事が特におすすめしたいのは、PC遠隔操作におけるリモートサポートの「REMO-CON」です。

画面共有・ファイル転送もできる双方操作型

REMO-CONはPCやスマートフォンへのリモート操作と画面共有を可能にする、法人向けのリモートコントロールソフトです。端末にアクセスする側が画面を専有するのではなく、操作している側とされている側が画面を共有することによって、現在どのような操作が行われているのかを視覚的に確認できる、「双方が操作可能なリモートコントロール」を実現しています。

前述の「利用目的/活用シーン」でもご紹介したように、例えば従業員の端末にトラブルが起こったときのヘルプデスク対応や、テレワーク時の社員からの問い合わせ対応、遠隔地のサーバーメンテナンスなどの活用が期待できるでしょう。

テレワークをはじめとした遠隔地へのサポートを行う際にハードルになりやすいのが、「電話で説明しても意図していることが伝わりにくい」という点です。画面共有による双方操作型を採用することによって、REMO-CONはこの課題を解決しています。
さらにファイル転送にも対応しているため、サポートのために必要なファイルもすぐにサポート対象の端末に送信できます。

接続先にプログラムのインストールが不要

REMO-CONのメリットのひとつに「接続先にプログラムのインストールを行う必要がない」という点が挙げられます。
一般的にリモートコントロールを利用するためには、あらかじめ所定のプログラムを接続する端末にインストールしておかなければなりません。しかしREMO-CONなら接続先の端末にプログラムをインストールすることなく、すぐに接続が可能です。

テレワークを行っている環境下などでは、「リモートコントロールを利用してサポートしたいが、対象の端末に必要なプログラムがインストールされていない」といった問題が起こりがちです。REMO-CONを導入すれば、プログラムのインストールを意識せずに端末操作を行えます。

シンプルなUIでマニュアル配布や研修が不要

社内にシステムやツールを導入する際に、「組織にどれだけ浸透させられるか」は重要な問題です。特にITに不慣れな従業員が多い現場に新しいシステムやツールを導入すると、使い方がよくわからない、馴染めないなどの理由でなかなか使われず、社内に浸透しなかったために形骸化してコストだけがかかり続けてしまうなどの失敗がよく起こります。

システムやツールを社内に浸透させるためには、「使い方が直感的で分かりやすいこと」が大切です。REMO-CONはシンプルなUIを採用しており、誰でも簡単な操作でリモートコントロールを利用できるため、社内に浸透させやすいというメリットがあります。

複雑なシステムやツールを導入する際は、情報システム担当者が分厚いマニュアルを作成して従業員に配布するなどの手間がかかることも多いものですが、REMO-CONであればマニュアル配布の手間も不要です。研修を開催しなくても直感的に使える誰にでも易しい設計で、システム部門だけでなく、総務やCS担当などさまざまな方にお使いいただけます。

導入方式

REMO-CONはお客様の環境によって、クラウドとオンプレミスの2種類の接続方法から選択できます。クラウドはコストパフォーマンスに優れており、サーバーを自社にもたずにインターネット経由でリモートコントロールを利用できます。コストを抑えて運用したいのであれば、クラウドを利用するのがおすすめです。

オンプレミスはセキュリティの高さが特徴で、インターネット経由で利用するクラウドに不安があったり、コンプライアンス上クラウドを利用できなかったりといった事情がある企業に適しています。VPNなどを活用してセキュアな接続を実現し、サイバー攻撃から社内のネットワークを守ります。

さらに、接続方式には常駐型とワンタイムの2種類があります。常駐型は標準的な接続方法で、接続したい端末にプログラムがインストールされていれば、半永久的に接続が可能です。対象の端末が無人であっても問題ありません。
一方のワンタイムは、接続対象の端末にプログラムをインストールできない場合に利用する接続方法です。ワンタイムパスワードを利用することによってインストール不要で端末への接続を実現できます。

料金体系

REMO-CONの料金体系はコストパフォーマンスを重視した「同時接続数ライセンス方式」となっています。

同時接続数ライセンス方式は、文字通り「同時に何人のユーザーがリモートコントロールを利用するのか」を基準にしたライセンス方式です。仮に社内で管理している端末が100台あっても、同時に利用するユーザーが1人であれば、1ライセンスのみ契約するだけで100台のうちどの端末からでも接続できます。必要なライセンス数が限られるため、コストを抑えた運用が可能です。

一般的なライセンス契約では接続する端末の台数分だけライセンス費用がかかり、接続していなくてもコストが発生し続けます。しかしREMO-CONなら、同時接続数ライセンスを選ぶことで情シス担当者の人数分だけライセンスを契約し、低コストでの運用を実現できます。

まとめ

ネットワークを通じて他の端末への遠隔操作を可能にするリモートコントロールは、テレワーク需要が高まっている今、注目を集めている技術のひとつです。社内のトラブル対応やテレワーク社員からの問い合わせ対応、遠隔地のサーバーメンテナンスなど、さまざまな場面で活躍してくれるため、ぜひ導入を検討することをおすすめします。

端末数分のライセンスを契約すると高額なコストがかかりますが、REMO-CONなら同時接続する情シス担当者の人数分だけで運用が可能です。リモートコントロールの導入をご検討の際は、ぜひREMO-CONについてお問い合わせください。

3分でわかる!REMO-CON
powered by ISL Online

いつでも、どこからでも
PCの遠隔操作によるリモートサポート

資料をダウンロードする

関連ページ

リモート操作により、ヘルプデスク業務やメンテナンス作業がいつでも、どこからでも可能に。
PC遠隔操作によるリモートサポート「REMO-CON」