IT資産管理

画面録画証跡管理ソリューション「Ekran System」と連携!高コスパとシンプルさでセキュリティ強化!

Written by ねこずきのねこ。

広報・販売企画・販売パートナー様支援を経て、現在プロダクトPRに携わる。

株式会社松尾商店が提供するユーザーの操作画面を画像で記録する証跡管理ソリューション「Ekran System(エクランシステム)」がLanScope Catと協業を開始した。これにより、LanScope Catで取得したPC操作ログと、Ekran Systemで取得した端末の画面操作を組み合わせることで、より強固な証跡管理が可能になった。今回は、この協業について代表取締役:松尾修一氏へインタビューを行った。

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株式会社松尾商店 代表取締役 松尾修一氏

 

お客様に求められる「価値」を提供するITサービスプロバイダー

株式会社松尾商店(以下松尾商店)は、ITインフラ基盤を活用し提供し続ける法人・企業向けのITサービスプロバイダーである。セキュリティを中心にしたプロダクト事業を中核に、システムの構築と保守事業を行っている。主なプロダクトには今回LanScope Catと連携した証跡管理ソリューション「Ekran System」を始め、クラウドセキュリティ製品や標的型攻撃対策製品など海外製品を含め多岐に渡る。もちろんシステムインテグレーターとしての支持も高く、得意分野であるBCP・DR対策のシステム構築では金融・公共機関などにおける実績も豊富にある。そんな松尾商店の大きな特徴は、その主軸がベンダーニュートラルであることだ。

「ITは今や無くてはならない社会インフラです。しかし昨今ソリューションやサービスの数が増え、複雑になっており、お客様の立場からすると何を選択すれば良いのか分かりづらい現状にあることが課題だと捉えています。業界全体として、ベンダーが売りたい製品に誘導しがちな昨今、お客様が本当に必要としている「価値」を明確化し、納得した上で製品・ソリューションを導入頂くことがベンダーとしての責務と思っています。」ワンストップでシンプルに課題解決してくれるベンダーを目指していると松尾氏は語った。

シンプルかつ安価で使いやすい!操作画面市場に登場した異端児

海外のアプリケーションはシンプルな構成かつ高性能でありながら低コストであることが魅力で、商習慣さえ気をつければよい製品との出会いは多いと松尾氏は語る。

「弊社はミッドレンジ以下のお客様ニーズにマッチした製品を採用しており、国内だけではなく海外に赴いて製品選定を積極的に行っています。Ekran Systemとの出会いも海外の知人からの紹介でした。第一印象としてまずGUIが分かりやすく、構成がシンプル、そして最大の魅力はコストパフォーマンスが非常に良かった点が選定理由でした。」

操作画面録画は15億円市場※といわれているが、認知度はまだまだ低く現在の伸長率130%を加味すれば100億円まで成長を期待できる市場だと松尾氏は展望を語る。

「Ekran System」はWindowsOSやLinuxOSなどのPC画面を録画・再生する機能を持ち、同時にキーボード入力情報を取得できる証跡管理システムだ。特権ID、管理者権限、アプリケーションやシステム構成に依存することなくすべての操作画面を漏らさず記録、通常操作時のエビデンス取得としても利用することができる。さらに、業界トップシェア製品の1/10程度のコストで導入できるという点も大きな魅力の一つである。

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PC操作時のエビデンス取得に高機能で実現する高いセキュリティ

「Ekran System」が解決するユーザー課題は様々である。スタンダードな運用法として「監査ログ」画面を取ることである。PCIDSSの要件にある端末監視にも則している。
「Ekran System」の特徴である録画データの独自再生ソフトを含んだデータエクスポート機能は、修正不可能であり、エビデンスとして利活用できる。このデータエクスポート機能は競合他社にはないものであり、この機能を利活用することでセキュリティ以外でも様々な利活用を可能とする。

「あるマネジメント統合サービスを行っている企業では、突発的なシステムトラブル対応のために自社エビデンスとして利用しており、原因の切り分けの際に自社の作業が原因ではないことを証明するために活用いただいています。」
民間企業はマイナンバーに、PCIDSSは金融業に多く活用されており、マイナンバー対策として他ベンダーがサービスとして使っているケースもあるという。

「ある教育業では、マニュアルとして使われています。例えば先生の操作を録画し、Ekran Systemの機能であるファイル化・展開を実施、実際に生徒に展開しています。この機能はEkran Systemだけで、紙芝居的なマニュアルとして活用されています。」
その他、マウス操作やキーボード入力情報を取得することもできる。従来Ekran Systemが持っているエンドポイントセキュリティという観点に加え、業務効率や証跡など使い方の用途は広い。

キーは「ログ」!単体ではなし得ない効果を協業で実現

今回の協業でキーとなるのは「ログ」という共通のアプローチでセキュリティを強化する点にある。

「ひとえにログといってもPC操作ログ、サーバーアクセスログ、入退出ログなどその種類は様々です。1つでソリューションとしては成り立ちません。その中で親和性が高いのが操作ログでありLanScope Catでした。」と松尾氏は協業を決めた当時を振り返る。実際にLanScope Catでは画面録画の機能はなく、この協業により、より高いレベルでのセキュリティ管理が実現する。

Cat ×Ekran Systemで重要データを扱う端末で徹底管理を実現

本製品はすでにLanScope Catの既存ユーザー様にも活用いただいている。普段のセキュリティ監視はCatで行い、問題が発生した際、時系列に沿って「Ekran System」の録画画面を参照。その操作が本当に問題なのかを明確に判断することができる。

「主に重要データを扱っている端末において、Catでは取得できない箇所を補完するケースが多いですね。導入は全体の10%程度の端末に絞られることが多いですが、エンドポイント対策強化が求められる今、ニーズが高いのは明らかです。」

ファイアウォールなどの外部対策は殆どの企業が行っているが、内部の操作はブラックボックスだと松尾氏は言う。実際に事故発生時にログから犯人が分かっても、当事者は認めないケースが殆どだという。そういう場合でも、実際の操作をみることで事実追及ができる。当然「Ekran System」を使用する管理者の操作ログも取得しているため、管理者並びに使用者の両側面での情報漏えい対策が実現する。

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画面録画市場の知名度UPと
より多くのお客様へ高機能を届けたい

今後の我々のミッションとして、このソリューションを身近なものとして広めていきたいです。画面を録画するというソリューション自体認知が低く、知っていても高価なため、主として『大企業が行っている管理』というのが現状です。とはいえ内部不正対策を含め、高いパフォーマンスが期待できます。弊社としては規模問わず全てのお客様にご利用いただき、セキュリティ対策を強化していただきたいです。」

ソリューションとして認知度UPを計るプロモーションを行うとともに、お客様の稟議がとおりづらいといわれているセキュリティ商材を、提供方法を多彩化するなどを企画し、ベンダーサイドからハードルを下げ、稟議が通りやすく価値を感じてもらえる商品を提供する働きかけが必要だと松尾氏は熱く語った。

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松尾氏(左)と 弊社営業本部 副本部長 池田(右)

 

※参照:株式会社ミック経済研究所調査資料『情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2016 【内部漏洩防止型ソリューション編】』 (発刊:2016年9月)

株式会社松尾商店
ITよろず屋として、社会の「真の豊かさ」を追求し続け、自由な発想で社会から求められるものを形にし、ITインフラ基盤を活用し提供し続ける法人・企業向けのITサービスプロバイダーです。UTM・ファイアーウォール市場で選ばれている総合脅威管理アプライアンスのNISG、証跡管理システムなど費用対効果が良くセキュリティのクオリティが高い製品をご提案いたします。<お問い合わせ先>
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