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IT資産管理ツールの虎の巻【連載第一回】~そもそもIT資産管理ツールって?~

■そもそも「IT資産管理ツール」とは?

MOTEXではLanScope CatというIT資産管理ツールを開発・販売しています。開発メーカーとしては実は「LanScope Cat=IT資産管理ツール」と明確に定義しているわけではなく、「IT資産管理ツール」は勿論、「ログ管理ツール」「外部媒体制御ツール」等々、様々な用途でご活用していただいています。まずIT資産管理ツールって何だろう?と言う部分から振り返ってみました。

セキュリティ市場調査資料を出版している富士キメラ総研によると、「端末構成管理・セキュリティツール」という大きなカテゴリーがあります。更に4つのカテゴリーに分けられており、その中に「IT資産/PC構成管理ツール」という項目があります。その他3つは「端末操作ログ収集・管理ツール」「持ち出し制御ツール」「暗号化ツール」になっていました。市場では正直明確な切り分けが無く、メーカー毎に「全てを網羅」「一部に特化」という形で各カテゴリーの機能が混在して実装されており、そういった製品が市場ではざっくりと「IT資産管理ツール」という名称で呼ばれているように感じます。ちなみに富士キメラ総研のカテゴライズで「端末構成管理・セキュリティツール」の分類されている製品は数えてみると71製品もありました。この業界で10年以上やってきていますが正直1製品ずつの特徴・強み・弱みが語れないくらい製品が増えたなと感じます。

製品毎に実装機能が違いますが、管理サーバを構築する、エンドポイントに管理用ソフトウェアをインストールする、というシステム構成(図1)はほぼ共通していると思います。

(図1)
図1_システム構成

「IT資産管理ツール」の機能は様々ですが、「エンドポイントを統合管理する」という部分は基本的に共通していると言えるのではないでしょうか?ちなみにLanScope Cat一製品でも実装する機能は多岐に渡り、50個以上もの機能が実装されています。なぜ1つのパッケージソフトでここまで多機能なツールになったのか?IT資産管理ツールの歴史を振り返って説明して行きたいと思います。

■IT資産管理ツールの歴史

自分は2004年にMOTEXに入社したのですが、今までのLanScope Catの機能実装の流れを、「市場背景」「求められるニーズ」「実装機能」という形で簡単にまとめてみました(図2)。

(図2)IT資産管理ツールの歴史(LanScope Catの場合)
図2_IT資産管理ツールの歴史
整理していく中で再確認できましたが、時代背景に合わせて様々なニーズを取り込んで進化してきたと思います。「IT資産管理ツール」登場前の時代背景としては「ネットワークの普及」に伴う「外部攻撃」からの対応が大きな課題・ニーズで、「ファイアウォール」「アンチウィルスソフト」といった製品が普及していました。

ここからIT資産管理ツールの出番になるわけです。連載第一回目は、まずはIT資産管理ツールって何?についてお送りしました。

連載第二回目はIT資産管理の歴史や変化をふまえた5つのポイント、連載第三回目は最近のトレンドと課題、そして第四回目はIT資産管理ツール選定で気をつけたいことを紹介していきます。