LanScope Anは2016年9月で導入企業様が1,800社を突破しました。リリースから約3年半になりますが、お客様や販売店様のご支援により、スマホ・タブレットの管理ツール(MDM:モバイルデバイスマネジメント)の市場において、しっかりとご評価をいただける製品に育っています。
競合製品が多いMDM市場の中で、大きな差別化の要素になっているのが「使いやすさ」と「資産管理」です。セキュリティ対策だけではなく、日々の端末管理を簡単に、時間をかけずに行いたいというお客様のニーズにお応えできている結果と捉えています。
9 月末に最新バージョン2.6.0.0 をリリース
LanScope Anは9月27日に最新バージョン2.6.0.0をリリースしました。今回はiOSの環境対応の大幅強化が主な内容となります。
【1】iOS9.3新機能「紛失モード」に対応
LanScope Anの管理コンソールから「紛失モード」を有効にすることで、強制ロックを実行し「回収用のメッセージ」と「連絡先情報」を紛失端末の画面に表示することができます。さらにiOS端末の位置情報サービス設定がオフになっている場合でも強制的に位置情報を取得できます。この機能を利用することで、iPhoneやiPad紛失時の情報漏えいリスクを軽減し、紛失端末発見の確率を高めることができます。
さらに「紛失モード」を有効にした場合はLanScope Anの管理コンソールから紛失モードをオフにするまでロックを解除できないため、「iPhoneを探す」を利用した場合と比較し、より強固な紛失対策を可能にします。
※紛失モードは、iOS9.3以上且つ監視モードに設定されている端末のみ対象です
【2】VPPの新配信方式「デバイスベース方式」に対応
VPP(Volume Purchase Program)の新配信方式「デバイスベース方式」に対応しました。デバイスベース方式の最大のメリットは管理デバイスにApple IDが登録されていなくてもアプリを配信できる点です。
iPhoneやiPadを配布する際にApple IDは登録したくないが、運用上やむなく登録して配布するケースは多かったと思います。VPPのデバイスベース方式を活用することで、Apple IDを登録せずに、必要なアプリだけを配布することが可能です。
※VPP (Volume PurchaseProgram)機能のご利用には、オプションのお申し込みが別途必要です。
iOSのバージョンアップへの対応速度を向上
さらに機能強化だけではなく、iOSのバージョンアップへの対応速度も向上しました。これまでOSのバージョンアップの際にもっと早く対応してほしい、というリクエストをお客様や販売店様にいただくことがございましたが、10月末のiOS10.1から即日対応を実現しています。お客様に安心して継続的にご利用いただけるよう、今後も最新OSバージョンへの迅速な対応に努めていきます。
引き続きお客様のご要望にお応えできるよう、製品改良をしていきますので、今後のLanScope Anにもぜひご注目ください。
■LanScope Anとは
https://www.lanscope.jp/endpoint-manager/
■最新バージョンVer2.6.0.0について
https://www.lanscope.jp/endpoint-manager/news/3422/
この記事を書いた人
五十嵐 智博
LanScope Anの専任チームとしてクラウド事業の立ち上げに従事。セールス・マーケティング・アライアンス等、幅広い業務を担当する。
関連する記事