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iOSへ乗り換えの方必見!Automated Device Enrollment(ADE / 旧 DEP)機能のご紹介
Written by ホッピー
ペンネームはホッピーですが、
ハイボールのほうがもっと好きです。
スマエンジニアをご覧の皆さんこんにちは。ホッピーです。
先日、Google Homeが発売されましたね。
先輩が社内で利用しているのを見て、Chromecastと一緒についつい衝動買いしてしまいました。
「OK Google、テレビつけて」と声をかけると、テレビの電源がついて、テクノロジーの進化ってすげー!!と一人で感動してました 笑。
しかし、Google HomeやChromecastは買ってからすぐには利用できないんですよね・・・
スマートデバイスにアプリをインストールして、アプリの手順に従って設定して、アップデートを待ってと、使うまでちょっと時間がかかるんですよね。いけずですね~。
スマートデバイスも同様に利用するには初期設定が必要ですし、一度に何台も設定する場合はとても面倒ですよね。
そこで、今回はAutomated Device Enrollment(ADE / 旧 DEP)機能をご紹介します。
ADE(旧 DEP)とは、Appleが提供しているiOS端末導入支援サービスです。
ADE(旧 DEP)を利用すると、端末の初期設定作業、すなわちアクティベート作業を効率よく実施できます。
※2018/1時点、ADE(旧 DEP)に登録できる端末は、Appleから直接、もしくはADE(旧 DEP)プログラムに参加しているApple正規取扱店や通信事業者から購入したiPhone・iPad・iPod touchのみです。
プログラムの契約方法や端末の購入方法などについては、Appleおよびプログラムに参加しているApple正規取扱店、通信事業者へのご確認をお願いします。
参考:ビジネスと教育-Device Enrollment Program -Apple サポートhttps://www.apple.com/jp/support/business-education/dep/
ADE(旧 DEP)では、デバイスをアクティベートする際にADE(旧 DEP)プロファイルを適用しますが、ADE(旧 DEP)プロファイルの事前設定により、必要な設定項目をスキップできるため、アクティベーションにかかる時間を削減できます。
ADE(旧 DEP)プロファイルが適用されることで、MDM 構成プロファイルのインストール作業が不要になり、加えて、インストールの徹底もできるため、一石二鳥です。
エムオーテックスでは2015年9月にADE(旧 DEP)に対応し、かれこれ2年が経ちますが、現在、LanScope Anに登録されているADE(旧 DEP)端末はどれだけあるでしょうか。
その結果が・・・ハイドーン!!
【ADE(旧 DEP)端末の割合】
※本データは、LanScope Anのデータを「LanScope An 利用規約」第22条に基づき、ユーザー様(個人及び個々の企業)を識別できない形で集計・分析し、運用・管理に役立つ情報をフィードバックさせていただいております。
登録されているiOS端末のうち全体の14%がADE(旧 DEP)端末となっています。
まだまだ少ない印象ですが、ADE(旧 DEP)に関するお問合せを多くいただいております。
今後、ADE(旧 DEP)を利用される方が増えていきそうですね!
また、ADE(旧 DEP)では「監視モード」という、iOS端末の制御範囲を拡大できる機能を合わせて設定できます。
監視モードに設定することで、MDM 構成プロファイルの削除禁止ができ、端末利用者の方に勝手に削除されることがなくなります。
なお、ADE(旧 DEP)をご利用いただくにあたり各種手続きが必要です。
ADE(旧 DEP)をご利用いただくための準備があるため、管理者側の工数は増えてしまいますが、端末の初期設定の簡易化、MDM構成プロファイルの削除禁止等、様々な運用上のメリットがございます。
特に、管理するデバイスが多いほど、メリットは大きくなります!!
『iOSのADE(旧 DEP)を利用するメリットをご紹介!』資料はこちら
さて、ここまでADE(旧 DEP)のご紹介をしました。
面倒な初期設定も、数ステップで可能に!
もしかしたら、将来「OK Google、端末の初期設定をして!」や、「Hey Siri、アクティベートして!」と言うだけで、スマートデバイスの初期設定ができるようになるかもしれませんね。
これからiOSデバイスの導入を予定されている方、ADE(旧 DEP)を検討中の方にこの記事が皆様のお役に立てますと幸いです。
次回もスマエンジニアをお楽しみに!!
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