IT資産管理

今さら聞けないEMM・MDM・MAM・MCMとは?
管理ツール選定のポイントとLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の特長を徹底解剖!

Written by 武藤 諒

LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版プロダクトマネージャーとして、製品ロードマップの策定や販売計画の立案、マーケティング活動に従事。またMOTEX製品のプロダクトマーケティングにも従事。

今さら聞けないEMM・MDM・MAM・MCMとは?<br> 管理ツール選定のポイントとLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の特長を徹底解剖!

管理ツール選定のポイントとLANSCOPE が選ばれる理由

【図表で解説】今さら聞けない!EMM・MDM・MAM・MCMとは?管理ツール選定のポイントとLANSCOPE が選ばれる理由

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新しい働き方が急速に進んでも、欠かすことができないPCやスマホ、タブレットなどのデバイス。これらを管理する情報システム部門や総務部門などバックオフィス業務に従事する方々にとって、デバイス管理をどのように効率化するか?は永遠のテーマではないでしょうか。
そして、PC管理にはIT資産管理ツール、スマホ・タブレットなどのモバイル管理にはMDMツールが利用されることが一般的です。この「MDM」ツール。その内容を紐解くと「EMM」と呼ばれていたり、「EMM・MDM」と並列表記されていることもあります。

本記事では、改めてEMMやMDMという用語とその特徴を整理し、その上で管理ツール選定のポイント、さらにLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版(以下、エンドポイントマネージャー クラウド版)が選ばれる理由を、ユーザー様の“生の声”を引用させていただきながら、紹介して参ります。

また、本記事について詳細を解説した資料もご用意しています。社内でデバイス管理ツールをご検討のお客様、ツールの見直しを検討されている方、システム・総務部門のメンバーに情報共有をされたい方、ぜひ資料ダウンロードのお申し込み、お待ちしております。

1.MDM・MAM・MCM・EMM、用語の整理

「MDM」とは「Mobile Device Management」の略称で、モバイル管理として最も認知度の高い名称かと思います。このMDMと併記して表現されることもある「EMM」は「Enterprise Mobility Management」の略称です。このEMMを、端的に表現すれば「MDM+MAM+MCM」です。
EMM、MDM、MAM、MCM。4つの用語の、管理ツールの利用部門、特徴・役割を整理したいと思います。

管理ツールのカテゴリ 略称 管理ツールの利用部門 特徴・役割
Mobile Device Management MDM デバイス管理を行う
情シスや総務部門
法人貸与のデバイスを管理するツール。デバイスの利用を制限したり、アプリの一括配信等による機能で管理の効率化を実現できる。
Mobile Application Management MAM デバイス管理を行う
情シスや総務部門
デバイスの中に「仕事用の領域」を設けて、その領域のみを管理できる。デバイス利用者は業務に必要なアプリや電話の利用を仕事用の領域で行う。BYODデバイスには最適な管理手法。
Mobile Contents Management MCM コンテンツを管理する
マーケティングや営業企画の部門
業務で利用する資料データ等のコンテンツを管理するツール。
Enterprise Mobility Management EMM デバイス管理を行う
情シスや総務部門
MDMが持つ機能に加えて、MAM・MCMの機能を備える。業務で利用するデバイスの用途が多岐に渡る場合、EMMを利用することで様々な管理に対応できる。

4つの管理ツールに共通しているのは、「デバイスまたはデバイス上で利用するアプリやコンテンツを管理すること」ですが、最も大きな違いは管理ツールの利用部門です。MDMやMAMはセキュリティ目的に導入されることから、必然的にデバイスの導入・管理に携わる情報システムや総務部門が利用します。

一方で、MCMツールは業務で利用する資料データ等のコンテンツを管理するため、情シスや総務が利用部門とは限りません。例えば、自社製品を顧客に提案する際、利用するカタログや提案資料も「コンテンツ」です。そのため、状況によってはコンテンツを管理するマーケティングや営業企画等の部門が利用するケースもあります。つまり、管理するコンテンツの対象によって管理者が異なるのです。EMMはこれらのツールを統合したものですが、やはりセキュリティを目的に導入されることから、MCMの要素を含むものの、デバイスを管理する部門が利用部門にあたることが多いです。

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MDM(モバイルデバイス管理)とは?MDMの基本を徹底解説

2.導入するのはEMM?MDM?MAM?

「EMMか、MDMか、MAMか」「全部入っているEMMを選べば間違いないのではないか?」このような考え方もあるかもしれません。しかしEMMのデメリットは、多機能であるが故に、EMMにおける設定や運用の範囲が広く、利用部門の運用負荷が大きくなる場合があります。また「MDM+MAM+MCM」の機能を兼ね揃えていることから、導入・利用費用もMDMやMAM単体のツールと比較して高価になります。

MDM・MAM・MCM全ての機能が本当に必要か、実はMDMの部分だけで問題ないのではないか、自社に必要な機能をしっかりと整理し、導入するツールを選定することが、導入後の運用負荷・コストを最適化することとなります。

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結局何を基準に選ぶべき?MDM選定・比較のポイント

3.エンドポイントマネージャー クラウド版の特長

EMMやMDM、多くの製品が市場に存在する中、エンドポイントマネージャー クラウド版がなぜ10,000社以上のお客様に選ばれているのか、その理由についてご紹介します。

① 使いやすい管理コンソール

エンドポイントマネージャー クラウド版は2012年9月のリリース以降、累計で10,000社以上のお客様にご導入いただきました。エンドポイントマネージャー クラウド版採用の理由の多くが、管理コンソールの使いやすさ。アイティクラウド社が運営する法人向けIT製品・クラウドサービスのレビューサイト「ITreview」では多くのレビューをご投稿いただき、製品への“叱咤激励”とともに、使いやすいと感じたポイントなど、多くの評価を頂いております。

直感的にわかりやすいUI。利用者向けのインストールガイドのひな形も用意されており、社員向けの手順書作成の手間も抑えられた。モバイル機器だけでなく、Windows PC も含めて管理できる。Windows も管理できることを考えると導入コストが非常に安い。

これまで、いくつかの管理ツールを利用してきたが、機能&管理画面の使いやすさ等が高水準でまとまっており、とても使いやすい。国産アプリなので、変な日本語訳もなく、管理画面がスッキリとまとまっているのも良い。


「使いやすさ」は、私たちが最もこだわっているポイントです。製品を開発する開発者、コンソールのデザインを設計するデザイナー、販売・販促に関わるマーケターの三者が、管理コンソール内で利用している文言や説明文の一言一句、ボタンの配置や導線など細部にこだわり、検討の上、実装しています。またLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の管理コンソールは、SPA(Single Page Application)を採用しており、ログイン後の管理コンソール内のページ遷移の速度が速いことも、ストレスなく管理コンソールを利用できる「使いやすさ」という評価につながっていると思います。

ご導入前に安心してご検討いただけるようLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版では、60日間無料で利用できる体験版をご用意しています。体験版をご利用いただいたお客様の約70%が、製品版をご導入いただいており、体験版の環境をそのまま引き継ぐことも可能です。ぜひ体験版の利用もご検討ください。

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② スマホだけでなく、PCをまとめて管理したい

テレワーク・ハイブリッドワークの定着で、社内・社外問わずデバイスを利用することが当たり前となりました。
そんな中、これまでスマホ・タブレットの管理ツールだったMDMを、PCにも導入するお客様が増えています。理由はリモートロックやワイプ、位置情報の取得など万が一の紛失・盗難時に備えるためです。

しかし、対象のPCには資産管理や操作ログ、外部メディアの利用制御のため、IT資産管理ツールを導入し管理している場合もあり、そこにMDMツールも導入することとなり、管理が二重化しているという非効率な側面も出てきてしまいます。また、そうでなくてもPCにはIT資産管理ツール、モバイルにはMDMとやはり対象のデバイスによって管理ツールが異なるお客様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

エンドポイントマネージャー クラウド版では、IT資産管理ツールが持つ操作ログの取得や記録メディア制御の機能を実装しています。同じ製品、同じ管理コンソールで、スマホ・タブレット・PCを一元管理が可能です。

エンドポイントマネージャー クラウド版をMDMとしてはもちろん、PC管理のIT資産管理ツールとして導入が進んでいるもうひとつの背景は、システムのクラウドシフトです。オンプレミス型のIT資産管理ツールでは、社内ネットワークにアクセスできないPCを管理できません。社内/社外問わずデバイスを管理することが当たり前となっている状況で、インターネットに接続されていれば管理可能なエンドポイントマネージャー クラウド版を検討する動向が加速しています。

IT資産管理ツールのクラウド化については下記記事でも詳細をご紹介していますので、合わせてご覧ください。

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【決定版】エンドポイントマネージャー クラウド版を採用する理由と
クラウド型 IT 資産管理ツールへの移行時の検討ポイント

③ さらに深い使い方を!LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版のAPIを公開中!

LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版ではデバイスのハードウェア情報取得のAPIを公開しています。公開したAPIは以下のような活用が可能です。

・APIを実行し、自社で利用しているサービスに、デバイスのハードウェア情報を取り込む
・APIを実行し、csvファイルを生成するスプリクトを作成することで、ハードウェア情報をcsvファイルで保存する

ハードウェア情報の変更履歴はLANSCOPEの管理コンソールからは確認できないため、CSV出力して
定期的にハードウェアの最新情報をcsv形式でエクスポートしておくことで、過去の情報と照らし合わせ、いつ、誰が利用しているときにハードウェアの情報に変更があったのかを確認できます。

エンドポイントマネージャー クラウド版を活用したデバイス管理の効率化や一歩深い使い方をお客様にご提案できるよう取り組んで参ります。ぜひご期待ください。

管理ツール選定のポイントとLANSCOPE が選ばれる理由

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