Written by ねこずきのねこ。
広報・販売企画・販売パートナー様支援を経て、現在プロダクトPRに携わる。
Windows 10管理のポイントとレガシーOSのセキュリティ対策
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Windows 7の延長サポートが2020年1月14日に終了して2か月が経過しました。しかし未だWindows10入れ替え作業やアップデート管理など、様々なお問い合わせを多くいただいています。
今回は、弊社へ寄せられるよくあるご相談を元に「Windows10管理の今」を考えてみたいと思います。
WindowsOS管理の3つのご相談
弊社には大きく3つの立場の方からご相談が寄せられます。
(1)初めて移行する
(2)すでに移行済
(3)今は移行しない
(1)(2)からのご相談で一番多いのは、やはりアップデート管理関連のご相談です。移行後の運用がネックとなり、中々進められないケースも散見されます。
Windows 10の社内導入に向けて、押さえるべき3つのポイント
― WaaS と働き方改革への対応 ―
アップデート管理に関しては、このサイト内でも何度も取り上げてきましたが、今回は(3)今後も移行しない立場の方にフォーカスを当ててみます。
今後も移行をしない!?レガシーOSを持つ企業達
今は移行しない立場とはどのようなケースが考えられますでしょうか。業務でWindows10を使うとなると、イメージするのは業務用PCが一番に思い浮かびますが、企業の基幹システムや工場の組込システムにもWindowsが採用されているケースが多くあります。
企業用にシステム化、精巧に作り込まれており特定業務に欠かせないものとなっています。そのため、OSのアップデートをかけるにはコストと工数が必要となり、(状況によりますが)必然的に当面は古いOSのまま使い続ける事となります。
レガシーOS管理の救世主現る!?
その対策として活用できるのが「Windows 7 Extended Security Update ESU」です。2020年1月14日から3年間Windows7の緊急および重要と判断されたセキュリティアップデートが有償で使い続けられる延長プログラムで、今すぐ移行が難しい企業に最適です。
参考(外部サイト)
Windows 7 の拡張セキュリティ更新プログラムに関する FAQ
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4527878/faq-about-extended-security-updates-for-windows-7
しかしながら「3年の限定期間」「毎年価格が上がる」など、その利用に二の足を踏む企業も少なくありません。さらにセキュリティ対策として頼みの綱となるアンチウイルスメーカーの多くがWindows7対応を終了する発表を行っています。彼らは古いOSのまま使い続けるしかないのでしょうか。
一方で「基幹システムは隔離環境なのでウイルスの心配がない」と思った方もいるのではないでしょうか。しかし敵はウイルス感染だけではありません。人の操作によるリスクも考えられますし、IoTの発展による連携などで、未知のリスクに晒される可能性も大いにあります。何より今どんな状況なのか現状把握できない=可視化できていない状態ほど恐ろしいものはありません。
またこういったケースの場合、ネットワークに接続する通常の業務ネットワークも同時に管理している事が殆どです。レガシーOSも含めた両環境を効率よくセキュアに管理するためには、どのような対策ができるのか…必要なセキュリティ対策について紹介しています。
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