導入事例CASE

21店舗200名のシステムを5名体制で正確に管理

ライセンス遵守状況の確認を正しく行うためにサービスを実施

空知信用金庫

基本情報
設立
1925年1月6日
職員数
202名
業種
金融・保険
URL
http://www.shinkin.co.jp/sorachi/
効果/目的
概要 空知信用金庫様は、北海道の道央地区に21店舗を展開し、地域に根ざした金融機関として、2015年1月に創立90周年を迎えます。地域の皆様と共にあることを経営理念として掲げ、地域社会の「実り豊かな明日」をしっかりと見据え、皆様のご満足と信頼をえることができるよう、地域に貢献する信用金庫を目指しております。

-情報システム部門の取り組みに関してお聞かせください。

空知信用金庫 ご担当者様(以下 空知信用金庫様):当金庫は21店舗で約200名の職員が在籍しています。当部の業務内容は、信用金庫業務の核となる勘定系システムの運用管理の他、業務で使用するサーバーやクライアントPCの管理を行っており、それらを5名体制で支えています。システム管理を行っていく中、平成17年4月より実施された個人情報保護法の対応として、勘定系システム以外のサーバやクライアントPCの管理を実施するために、「LanScope Cat」を導入しました。

-「SAM診断サービス」実施の経緯・のきっかけ・目的をお教えください。

空知信用金庫様:信用金庫業界を含め様々な業種において、ライセンス調査の必要性が高まっていることを各種情報媒体から知りました。ライセンス管理の考え方はある程度把握できてはおりましたが、専門的な詳細な部分までは把握できていませんでした。
そこでライセンス遵守状況の確認を正しく行う為にも、今回「SAM診断サービス(ライセンス過不足チェックサービスとSAM体制チェックサービス)」を実施しました。

-「LanScope Cat」の運用方法や効果についてお教えください。

空知信用金庫様:LanScope Catは、主には「資産管理」と「セキュリティ対策」に活用しています。
「資産管理」では、資産管理一覧画面を活用し、Windows OSのインストール状況やIPアドレス、MACアドレスの管理は勿論のこと、「期限」の項目で「リース端末の期限日」を管理しています。また、任意項目を活用して、 リース買取の有無やPC端末の設置場所などの情報を追加し、オリジナルのハードウェア管理台帳を作成。実務ネットワークの接続機器を約180台、業務ネットワークとは独立している外接系PC(スタンドアロンPC)を約60台管理しています。
また、資産管理一覧画面のデータをCSVデータ出力し、何か問題が発生した際でも管理できるように対処しています。さらに、「資産(主にPC端末)」が変更された際には、情報システム部門に変更情報が上がってくる運用にしていますので、情報システム部門にて一括でLanScope Cat内のデータを更新し、日々管理及び運用を行っています。

「セキュリティ対策」では、主には「操作ログ」「デバイス制御」の機能を活用しています。「デバイス制御」では、デバイスの使用を全体禁止として設定し、デバイス使用の申請が情報システム部門に上がってきたタイミングで一時解除を行い、デバイスを使用できるように設定を変更して運用しています。「操作ログ」では、長期レポート画面のデータをCSVデータで毎日出力しており、一覧として誰がどんな操作をしているのかの把握をできるようにしています。(主には、特権ユーザ操作を管理しています。)
何か問題となるような内容があれば、情報システム部門より担当者へ直接連絡して注意を促しています。これにより抑止効果を発揮できていると感じています。

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-「SAM診断サービス」実施の効果・エピソードについてお聞かせください。

空知信用金庫様:今回の「SAM診断サービス」実施の効果として、3点あると考えています。

  1. ■1点目
    メーカーのライセンス状況及びライセンス管理に関しての専門的な知識を知ることができましたので、システム担当者内においてライセンス管理への意識が向上し、管理レベルを向上できたのは大きいと考えています。
  2. ■2点目
    従来からハードウェア台帳を作成していましたが、ソフトウェアとライセンスの台帳は作成中でしたので、今回のサービスの診断結果を受け、ソフトウェアやライセンスの管理台帳の精度を高めることができました。台帳の管理まで実施できましたので、今後はより体系立てて、管理強化していきたいと考えています。
  3. ■3点目
    今回のサービスを通じて、スタンドアロンPCの管理が課題であることを再認識することができたのも、効果だと思います。スタンドアロンPCも管理範囲ですので、現在LanScope Catをインストールしていますが、さらに効率の良いインベントリの情報収集を含めた管理強化が課題として上がっています。

-今後のSAM(ソフトウェア資産管理)を進める上での展望をお教えください。

空知信用金庫様:現在、ライセンスの管理体制としてはシステム担当の2~3名が中心となり、集中管理を実施しています。システム管理者以外は、クライアントPCへのソフトウェアインストール等は出来ない環境にしている為、何らかの目的によりソフトウェア導入を行う際には当部へ連絡が来るようにしており、その正当性を確認後にソフトウェアを導入する、といった流れとなっています。
今後としては、現在のライセンス管理体制に加えて、ソフトウェアとライセンスをより管理を強化(例:購入履歴の管理)する為に、体系立てた体制(例:ワークフローのような申請体系)及び方針を強化し、またスタンドアロンPCの管理強化についても進めていきたいと考えています。

-セキュリティや資産管理の取り組みについてはいかがですか。

空知信用金庫様:コスト削減及びコンプライアンス遵守において、LanScope Catの機能をより活用し、ソフトウェアやライセンスの一元管理、また、ソフトウェアやライセンスの使用変更があった際の変更管理のできる管理体制の強化に取り組んでいきたいと考えています。

LanScope Catは実績がありますので、安心してお付き合いができています。その中で、今回の「SAM診断サービス」を受けて非常に良かったと感じています。実際に担当者のみでこのような調査(棚卸)を行い結果を出すためには、相当の時間が費やされることとなり、業務運営において大きな支障がでることが容易に想定できます。他業者でも同様なサービスを行っておりますが、今回エムオーテックス社は「キャンペーン対象となり無償」ということもあり、実際の費用に加えて、人件費等を含めて、実施効果は非常に高かったです。
また、製品のマニュアルも非常に見やすいですので、非常に助かっています。今後としては、さらにLanScope Catを活用していきたいと思っていますので、LanScope Catの操作方法のレクチャーをご提案していただけると助かります。

※本事例は2014年5月取材当時の内容です。

ご利用された LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版 の機能構成について

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