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MOTEX通信

スピード狂の唄 ~ 人はどれだけ素早くスマートデバイスをキッティングできるのか ~

スピード狂の唄 ~ 人はどれだけ素早くスマートデバイスをキッティングできるのか ~

こんにちは。Anのサービス運用を担当しております、ヒダリと申します。
ダリではありません。ヒダリです。非・ダリ・・・・・・。

・・・・・・冒頭からお目汚し、大変失礼しました。春だというのに・・・・・・。
お詫び代わりに一つ、読後、爽やかな気分になれるオススメ小説をご紹介します。
ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説『夏への扉』です。

いわゆるタイムトラベルものなのですが、軽快でウイットに富んだ語り口調、
『故障した機械は一つ一つ直すより全部取り替えた方が早いよね』などの1956年の作品とは思えない数々の現代的発想、
そしてロマンティックで胸のすくような結末。SF好きは勿論、恋愛モノやサスペンスモノが好きな方にもオススメできる、
怪物的傑作です。書店でもよく平置きされてますので、気になった方は是非、お手に取っていただければ。

さて。いま何気なく(?)書きましたが、この作品の主人公であり機械技師のダンは、
現代社会でも十二分に通用する、実にスマートな思考の持ち主です。
前述の『故障した機械は一つ一つ直すより全部取り替えた方が早いよね』も、彼が作中で述べた思想の一つ。
実際、『スマートデバイスが不調だったのでメーカーに修理を依頼したら新品が返ってきた』という経験をお持ちの方も、
沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、企業のスマートデバイス管理者の方は、メーカーに修理依頼を出す前に、
まず実施される作業があることと思います。
そう、デバイスの初期化(ローカルワイプ)です。
デバイスの設定や保持されているデータなど、様々なものを工場出荷状態に戻し、クリアにする操作ですね。
そして、初期化が終わったら、デバイスを利用可能な状態にする『アクティベート』作業も実施されることでしょう。

スマートデバイス管理者の方にとって、これらの作業は、

 ― デバイスを新規購入したとき
 ― デバイスの利用者を変えるとき
 ― デバイスを廃棄するとき

などなど、様々な局面で触れる機会があると思われます。
「新規に20台のデバイスを購入する!」「デバイスの利用者を20台分変更する!」など、
春の組織変更に伴い、何度も何度もこれらの作業を実施する必要に迫られている方も、大勢いらっしゃることでしょう。

・・・・・・考えるだけで大変ですね。何十回もアクティベートやローカルワイプし続ける。
いったい、どれだけの時間を必要とするのでしょう。

いえ。

いったい!

人類は!

どれだけ『速く』ッ! 『短く』ッ!

これらの作業を、完遂できるのかッ!!

と、いうわけで突然ですが、ここに!
『第1回スマートデバイスRTA(※)』の開催を、宣言します!!
※Real Time Attackの略。
 主にビデオゲームにおいて、ゲームスタートからクリアまでをどれだけ短く出来るかを競う、
 その道では有名な『競技』。
 例えば、ファミリーコンピュータでの伝説的ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」のRTA世界記録は、
 2018年4月時点で4分56秒(担当者調べ)です。人間技とは思えない速度ですね。
 あと、『第1回』って銘打ってますが、2回目以降も実施するかは未定です。

というわけで、前置きが(異常なくらいに)長くなりましたが、さっそく結果発表です!

……はい。2本勝負で2本ともホッピー with iPhone5c の勝利です。
もうちょっと接戦になるかと思っていましたが……そうでもなかったですね。
ちなみに、両者とも手順書などは見ず、自身の知識を頼りに作業を完遂しました。男前!
※なお当然ながら、デバイス本体のSPEC、購入時期、設定画面までのタップ数などなど、
これらのタイムは単純に比較できるものではありません。あくまで参考値としてご覧ください。

また、各選手による完走した感想は下記のとおりです。

※ホッピーの書いたDEP機能に関する記事は下記URLから!
https://www.lanscope.jp/news/8594/


というわけで、突発的にRTAをしてみましたが、如何でしたでしょうか。
今回の結果をもとに、iPhoneではザックリとアクティベートに1台4分、ローカルワイプに1台6分必要と考えると、
仮にiPhone20台分の利用者変更を行わねばならない場合、
デバイス管理者の方は

 ローカルワイプ に 6分 × 20台 = 120分
 アクティベート に 4分 × 20台 = 80分
 合計 200分

が作業時間として必要になるわけです。かなりの時間ですね。

・・・・・・といっても、あくまでもこれは単純計算ですから、
複数人で複数デバイスへの作業を同時に実施するなど、
何らかの工夫を用いることで作業負荷は激減すると思われます。

とはいえ、「そこそこ慣れた人」でもこれくらいの時間がかかるということですので、
慣れていない人ならもっと時間が必要になると思われます。また、手順ミスの考慮も必要でしょう。
※実際、業務上頻繁にワイプを行なうホッピーですら、今回のRTAでは手順ミスがありました。
人間はミスをするもの、と考えて、作業時間の見積もりを行なうのがベターです。

デバイスの管理。地味かもしれませんが、神経を使うとても大切な――そして何より『思っている以上に時間をとられる』作業です。

デバイス管理者の方は、この結果を作業時間の見積もりに。
デバイス管理者でない方は、この記事を見て「うわっ結構かかるんだなぁ」という気づき、
そしてデバイス管理者の方への配慮に。
それぞれの立場でご利用いただければ幸いです。

以上で、第1回スマートデバイスRTAを終了します。

大変長くなりましたが、ここまで読んでいただき、まことにありがとうございました!

この記事が、デバイス管理者の方にとって大変な『春』を乗り切る『夏への直通扉』になったら……いいなぁ。