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【2021年最新版!】結局何を基準に選ぶべき?MDM選定・比較のポイント

Written by 武藤 諒

LANSCOPE クラウド版プロダクトマネージャーとして、製品ロードマップの策定や販売計画の立案、マーケティング活動に従事。またMOTEX製品のプロダクトマーケティングにも従事。

【2021年最新版!】結局何を基準に選ぶべき?MDM選定・比較のポイント

皆さんが勤めている組織ではスマホやタブレットを貸与しているでしょうか?業務用PCは今や1人1台は当たり前、さらにPCに加えてスマホや場合によってはタブレットを導入する組織は増えています。

スマホやタブレットの管理ツールに“当たり前“のように導入されているMDMツール。紛失・盗難対策といったセキュリティ面はもちろん、資産管理、アプリ管理などMDMに求められる役割は広がっています。

市場には、MOTEXが提供するMDM「LANSCOPE クラウド版」も含めて様々な製品が存在します。何を基準に製品選定を行うべきか、自社の運用に合うツールは何か。迷うポイントは多々あると思います。

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本記事では市場調査から見るMDMツール導入の決め手、さらにPC・スマホとデバイスに応じて異なる選定ポイントをご紹介します。

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市場調査から見るMDMツール導入の決め手とは?

各組織のデバイス管理者はどのような点をMDMツールに求めているのか、その背景を一つの調査結果※からご紹介します。

[図1]モバイル管理のサービス/ツールを提供しているメーカーを選定するポイント

※テクノ・システム・リサーチ社調べ(有効回答数185/複数回答有り)。15%以上の回答があったポイントのみを抜粋して記載

自社に求める要件に耐え得るか、反対に要件がまだしっかり固まっていなかったり、ツール導入後に「こういう管理をしたい」といった追加ニーズに応えることができるかという背景から「管理機能の豊富さ」を掲げる管理者様は多く、むしろ必然的な結果かと思います。

注意が必要なのは「機能が多すぎる」ことへの課題です。特に典型となるのが、MDMツールに加えて、MAM・MCMといった領域の機能も含むEMM/UEM製品です。機能が多すぎるが故に、自社にとって必要の無い機能までパッケージ化されているため、必然的に導入コストが上がってしまう点は注意が必要です。

EMM/MDM/MAM/MCMについては下記記事でも解説しています。

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また機能が豊富か?だけでなく、その豊富な機能が使いやすい管理コンソールで利用できるか「UIの使いやすさ」も管理者が求める大きなポイントとなっています。使いやすいかどうか、これは個人差があります。使い勝手は今後長く利用していく上では重要なポイントですので、多くのMDMベンダーが用意しているトライアル環境の利用をおすすめします。

とはいえ、MDMツールも市場にたくさんあり、どの製品のトライアルを行っていくべきか、この時点で迷ってしまう可能性があります。そのため、これから紹介するOS別の選定ポイントを参考に、MDMツールの候補をピックアップしてみるのも良いでしょう。

MDMツール選定のポイント – iOS・iPadOS編-

MDMツールで提供されるiOS・iPadOS向けの機能の多くは、OSの仕様による制限を受けます。これは「Apple社が定める規格」に応じて、MDMの機能を開発していることが背景にあります。

iOS・iPadOS管理におけるMDMツールの生命線は、Apple社が定める規格にしっかり追随できているか?という点です。

その中で最も欠かせないポイントは、Apple Business Manager(ABM)というAppleが提供するプログラムにMDMツールが対応しているかです。ABMはMDMツールと連携して利用します。管理の要件によっては、ABMの利用が必須になる場合があり、欠かせない選定・比較ポイントとなります。

ABMの利用メリットや利用時の注意点については以下記事で詳細を解説していますのでご覧ください。

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Apple社が定める規格に応じているため、機能の○×だけで見ると、どのMDMツールも同じで、機能差が無いということになります。この見解は確かに誤りではありませんが、同じ機能を利用するにしても、MDMツールでは確かな違いがあります。

例えば前述の「管理コンソールの使いやすさ」はどうでしょうか。デバイス情報を確認する、リモートロックを実行する、アプリを管理するなどの、多岐に渡る利用シーンで管理コンソールの操作感、目的達成までの導線は千差万別です。この点からも導入前のトライアル・検証を行うと良いでしょう。

またアプリ管理や位置情報を取得するなどの機能でも、ツールによって微妙な仕様差があります。トライアル・検証前にツールに求める要件が固まっている場合には、ツール提供ベンダーに詳しい話を聞いて、自社の運用にマッチするかをしっかり確認することも必要です。

MDMツール選定のポイント – Android編 –

iOSはApple社の定めた規格の中でMDMを開発することが基本ですが、Androidはどうでしょうか。実は、AndroidにおいてもGoogle社が提供し、MDMツールと連携して利用する「Android Enterprise」というプログラムが存在します。

特にAndroidの場合、OSのバージョンアップやGoogle社の規約等の変更により、以下の機能を利用する場合はAndroid Enterpriseの利用が必須になります。

・デバイスに設定されているパスワードの設定変更
・パスワードポリシーの設定(最低文字数や利用文字の設定条件)
・IMEI/シリアルNoなどのデバイス情報の取得
・管理用エージェントのアンインストール防止

これまでは、Android Enterpriseを利用しなくても、上記機能はMDMツール単体で動作してきました。しかし、Google社の仕様変更とOSのメジャーバージョンアップ(例:Android9→10)のタイミングで、MDMツールと組み合わせて利用するAndroid Enterpriseが必須となりました。

MDMツールにとって「基本」とも言える機能が、Android Enterprise無しでは動作しなくなるという現状から見ても、iOS同様に、選定・比較中のMDMツールがAndroid Enterpriseに対応しているかどうかを気にかける必要があります。

またAndroid Enterpriseを利用することで、管理者が許可したアプリのみGoogle Playストアに表示するなど柔軟なアプリ管理が可能です。その他にも、デバイスの初期化を禁止する、特定のWi-Fi以外は利用させないなど幅広いデバイスの利用制御が可能です。

MDMツール選定のポイント – PC管理編 –

MDM=スマホ・タブレットの管理ツールというイメージが強いですが、ここ数年PCにもMDMツールを導入しているケースが増えています。

従来、PCの管理は資産管理、操作ログ管理機能を有する「IT資産管理ツール」で行うことが一般的でした。

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IT資産管理ツールの歴史は古く、市場が形成されてから20年以上が経過しています。そのためIT資産管理ツールでPCを管理する従来の手法に加えて、紛失・盗難対策を目的にMDMツールでもPCを管理しているという組織が増えています。

ここで選定ポイントになりますが、そもそも1台のPCを管理するために、複数のツールで管理すること自体が非効率的であると考える管理者様も多いです。そのため、IT資産管理とMDMの双方にそのツールが対応しているか?を選定のポイントとして置かれるようになってきています。その結果、冒頭でもご紹介した「モバイル管理のサービス/ツールを提供しているメーカーを選定するポイント」でも「PCも管理できる」と答えた管理者が18%います。

これらの市場背景からも、IT資産管理・MDMの双方に対応したクラウド型の製品は増えてきています。

IT資産管理・MDMツールに求められる主なPC向けの機能は以下となります。

IT資産管理ツールに求められる主な機能
・資産管理
・操作ログ管理
・記録メディアの利用制御
・Windowsアップデート管理
MDMツールに求められる主な機能
・リモートロック/ワイプ
・位置情報の取得

上記はあくまでも主な機能です。一言に「資産管理」と言っても、組織によってその要件は異なってくるはずです。またMDMツールにもその「資産管理」機能を有している場合もあります。一つのツールで管理したいのか、自社に合う運用が実現できるのであればツールは複数に別れても良いのか、このあたりも選定のポイントになることが多いのではないでしょうか。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。上記様々な選定ポイントをお伝えしてきましたが、デバイス管理は非常に奥が深い面もあり、一概に「これが選定ポイントです」「ここだけ見ておけば良いですよ」とは言えないのが実情です。弊社では毎月定期的にQ&A付きのオンラインセミナーやオンラインによる個別相談会を行っています。自社に合った運用はどのようなものか、どんな製品を選べば良いのか、ゴールにたどり着かない場合は、ぜひ弊社が用意しているコンテンツもお気軽にご利用ください。

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