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市場動向

印刷イメージログ監視システム「PrintInsight」とCatが連携!情報漏えいのセキュリティホールを無くす!

スプライン・ネットワークとエムオーテックスは2016年8月、スプライン・ネットワークの印刷イメージログ監視システム「PrintInsight®(プリントインサイト)」と、エムオーテックスのネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」を連携し、情報漏えい対策の更なる強化を図るソリューションを提供することに合意した。両ソリューションが連携することで一体どのような価値が生まれるのか、話を伺った。

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左)エムオーテックス 営業事業部執行役員 池田  右)スプライン・ネットワーク代表取締役社長 雪野氏

漏えい媒体1位!印刷物からの漏えいを防ぐ業界最強のプリンタソリューション

情報漏えい事故における漏えい媒体・経路の第1位は、この10年変わらず紙媒体からの漏えいである※1。ICTの発展によりPCで取り扱うデータは大容量化し、持ち出しを防ぐために様々な対策が施されてきたが、紙媒体での対策については未だ有効有用な手段が無いのが現状である。そんな現状を打開すべくリリースされたのがスプライン・ネットワークのPrintInsightだ。

「PrintInsightは、10年以上に渡り培ったノウハウにより、プリンターや複合機の印刷データ全て(レイアウトイメージ・画像・テキスト)を文字化けがない高精度な状態で印刷イメージログとしてPDF/XPS形式で保存します。また、マルチベンダーに対応しており、どんなプリンターを利用していても環境を変更せずに運用できます。印刷物内のテキスト情報の収集・保存もできるので、ファイル名に依存せず、特定のキーワードを含むデータが印刷されたかの検索やリアルタイムでの管理者アラート通知まで実現した画期的な製品です。」

無くならない情報漏えい事故に対し、この製品が課題解決の糸口になると語るのは、PrintInsightを手がけるスプライン・ネットワーク代表取締役社長の雪野氏だ。

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スプライン・ネットワーク代表取締役社長 雪野氏

 

なぜ、このような印刷ログに特化したソリューションを提供されるに至ったのか。それはスプライン・ネットワークの成り立ちに遡る。

「弊社は、2002年に設立し、メーカーとしてソフトウェアに焦点を当てビジネスを行ってきました。その中で最初に手がけた製品がトナーセーバーです。当時印刷コスト削減の観点からトナーの使用量を制御できるこの製品が920社120万ライセンスを販売するヒット製品となりました。この製品を販売する中でお客様から多くいただいた課題、それが印刷ログです。プリンターのジョブログから誰がいつ何を印刷したかをファイル名で把握することは可能でしたが、“何を印刷したのか”その中身が把握できない“という声を多く伺いました。」
そこで印刷物の中身を把握できる「PrintInsight」が誕生する。しかし、その開発にも多くの課題があった。

「当時、プリンタメーカーからも印刷物の中身を把握できる製品は販売されていましたが、シングルファンクションやインクジェットプリンターには対応しておらず、また複数のメーカーを使っているお客様はそれぞれのメーカーの製品を導入する必要がありました。一方でサードパーティーの製品もありましたが、文字化けやプリンターメーカーのドライバーを使用できないとか、サーバーを経由する必要があるとかの制限事項が多いのが実情でした。

その課題を解決すべく、マルチベンダーに対応かつ制限事項の無いソフトウェアの開発が求められました。また、収集した印刷ログにも課題はありました。単純に画像としてデータを残すだけでは、問題発生時の原因特定に時間を要してしまいます。残したログをどのように活用できるようにするかその点にも注力して製品の開発にあたったのです」

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PrintInsightでは、イメージログと同時にテキストをも収集する。故に、キーワードを検索することが可能だ。アラート登録を行い、高速の検索エンジンにかけることにより瞬時に目的の文書を特定でき、ユーザーの企業文化に合わせたよりセキュアな印刷インフラシステムを構築する。

「弊社のPrintInsightの活用方法は2つです。1つ目は印刷ログの取得による抑止力を活かす運用。2つ目はサイレントインストールによる自然監視です。前者は抑止効果のみならず、監視を意識させることにより無駄な印刷が減り、コスト削減という副産物も生み出しています。また、退職予定の人の行動監視(プロファイル)などで活用されています。双方の運用方法とも、アラートがあがったらリアルタイムに確認でき、後で検索もできます。」

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連携で実現する印刷媒体からの情報漏えい対策

雪野氏は、PrintInsightとLanScope Catの連携は、紙媒体におけるセキュリティホールの消失と新たなソリューション展開の一歩だと語る。

「LanScope Catはクライアントのネットワークセキュリティでは非常にレベルが高い。一方で印刷プリンティングセキュリティはまだ確立されていない分野だと思います。そこに弊社のPrintInsightが連携することでトータルセキュリティ製品としてユーザー様の課題解決ができるでしょう。情報漏えいは1度起こすと企業経営の根幹を揺るがしかねません。企業によっては、金額に換算できない情報や信用そのものを失うことにつながるでしょう。そのようなことが無いよう、この協業が実現することで、より多くの企業様に活用いただきたいと思っています。」

実際、リリース前にかかわらず案件の引き合いを多くいただいたという。特に、技術情報を多く持つ製造業や、印刷物による漏えい事件が発生した中部地方の金融機関を中心に関東・関西にもその輪が広がってきており、市場ニーズが急激に高まっていることが分かる。

今後の連携ロードマップとしては、LanScope CatとPrintInsightのログ連携を予定しており、この連携によってより強固なセキュティ対策が可能となる。

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目指すは次世代のセキュリティソリューション!垣根を越え技術力を拡張

今後はメーカーとして蓄積してきた高い技術力をより発展させていきたいと雪野氏は語る。
「弊社はメーカーとして、現在市場に無いものを創るというスローガンの元、開発を行なっています。今は未だ序の口、今回のPrintInsightも完成形ではありません。今後もメーカーとしてプリント分野を中心に製品を提供したいと考えていますが、同時に、蓄積された技術を生かし、提携やOEM等広く展開・発展させることにより、お客様に喜ばれるソリューションを生み出して生きたいと考えています。」

今ある世界を壊すのがイノベーションの第一歩。既存の概念を潔しとせず、どうあるべきかをゼロ発想で考えることは今後のソリューション展開には欠かせない、いつでも挑戦の連続だと雪野氏は語った。

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※1:出典:日本ネットワークセキュリティ協会「2015年情報セキュリティインシデントに関する調査報告」

株式会社スプライン・ネットワーク
ソフトウェアの開発・販売を中心に携わり、印刷ソリューションの分野では世界のリーディング・カンパニーの地位を確立。主力製品「TonerSaver」は920社120万ライセンスを突破し、業界シェアNo.1を保ち続けています。

<お問い合わせ先>
株式会社スプライン・ネットワーク
TEL:03-5464-5468
E-Mail: biz@spline-network.co.jp
企業URL:http://spline-network.sakura.ne.jp/