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圧倒的操作性! 検索10秒の壁に挑んだ開発エピソード

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いつもLanScope Anをご利用いただき誠にありがとうございます。従来のLanScope Anでは主にMDM(Mobile DeviceManagement)に必要なサービスを提供してまいりましたが、LanScope An Ver.4.0では、Windowsデバイスの資産管理、操作ログ管理に必要なサービスを大幅アップデートします。
この記事では、その中でも特にこだわりを持って開発した操作ログ管理サービスと、LanScope An Ver.4.0開発チームの想いをご紹介します。

お待たせしました、LanScope An Ver.4.0 リリース!

新しい生活様式、ニューノーマル、withコロナなど、これらのワードから約半年。
テレワークの推進によって働き方が大きく変わり、体調面、経費面、時間面などポジティブな副次的効果がある中で、となりに仲間がいる当たり前の日常から、それぞれが離れた場所で作業するようになったことでコミュニケーションがうまくいかないなど、様々な課題に直面していらっしゃるユーザー様も多いのではないでしょうか。
そんな中、これまでのLanScope AnはMDMツールとしてご利用いただいてまいりましたが、LanScope An Ver.4.0ではWindowsデバイスの資産管理や操作ログ管理にご利用いただけるようサービスを強化しました。
さらに、テレワークにおける課題解決を支援するレポートもリリースしますのでご期待ください。

操作ログ管理といえば、弊社のオンプレミス型I T資産管理・情報漏えい対策ツールであるLanScope Catも多くのユーザー様にご利用いただき、おかげさまで導入実績が10,000社を突破しました。
ユーザー様からは日々たくさんのお声をいただきつつ、管理コンソールの操作性など改善を続けていますが、製品バージョンアップ時の運用負荷やサーバースペックに依存する画面応答速度の向上など、オンプレミスがゆえに十分なお応えができていないご要望もございます。

LanScope An Ver.4.0はオンプレミスで解決できなかったそれらの課題をクラウドプラットフォームを利用することで解決しています。特にログの検索速度を改善してほしいというお声もいただいておりましたが、LanScope An Ver.4.0ではユーザー様規模に依存せず、圧倒的速度を体験していただけるようになりました。
一方で、クラウドリソースは従量課金制です。管理コンソールでの快適な操作性を実現するために高性能なクラウドリソースを利用するとコストが右肩上がりに膨れ上がってしまい、結果としてユーザー様にお支払いいただくサービス利用料が上がってしまいます。そうならないよう、私たちは快適な操作性を維持しながら、いかにコストとのバランスをとるかに特にこだわりを持ってLanScope An Ver.4.0の開発に取り組みましたので、その舞台裏の一部をご紹介します。

ログ検索を高速化するために、開発チームが選んだアプローチとは

操作ログ管理サービスをご提供するにあたり、最も大切なことは「絶対にログ欠損しない仕組み」だと考えています。
そして、有事の際はもちろんのこと、日常でもすぐに目的のログへ辿りつける操作性も大切です。
これらを満たしたうえで“10,000台で10秒以内”の目標を掲げ、開発をスタートさせました。
「検索性能を上げれば、リアルタイムにログを受信できず」「バックアップを確保すればコストが肥大化する」
まさに、あちらを立てればこちらが立たず状態で、この欲張りな目標を実現するための開発フェーズは、試行錯誤の連続でした。
ログ検索のパフォーマンスは、複雑な検索パターンでは性能が劣化しやすいため計測とチューニングを幾度となく繰り返しました。また、コストを最適化するために、ハードウェアやストレージの構成を何度も見直し、最新技術にもチャレンジしています。
さらに「快適な操作性を実現するための、トレードオフは選択しない」という開発者としての意地もあり、ユーザー様に安全にご利用いただけるよう、セキュリティの確保にも一切手を抜いておりません。
こうした試行錯誤の結果、私たちが経験してきたプロジェクトの中で最も難易度が高く、足掛け半年もの時間を必要としましたが、「ログ欠損なく、柔軟な操作性を兼ね備えた、高速で安全かつリーズナブルな製品」を実現することができました。
操作ログ管理サービスは私たち開発者のこだわりと、LanScope AnやLanScope Catの開発ナレッジを集結してようやく実現したサービスですので自信をもってお届けします。

▲操作ログ管理画面

操作ログは有事の証跡のみならず

私たちは「見えざる日々のPC業務を見える化できること」が操作ログ管理の目的であり、操作ログの真の価値だと考えています。
ところが、LanScope Catのご利用実績を見てみると「操作ログ管理 = 有事の際の証跡」という認識が一般的になりつつあります。
このギャップの原因は、”操作ログという材料だけを提供して、調理方法はユーザー様にお任せ”というこれまでのメーカーの姿勢に責任があると反省し、私たちは操作ログの真の価値をユーザー様に体験していただきたく、操作ログを活用したレポートも充実させました。
冒頭でもお伝えしましたが、ここ数か月で新しい働き方が定着しつつあり、ともに働く仲間の姿が見えにくい環境だからこそ「となりにいるとき以上に仲間の業務実態を見える化したい」をコンセプトにLanScope An Ver.4.0ではテレワークを支援するレポートサービスもリリースします。
(※レポートの詳細は次ページをご覧ください)テレワークで発生しがちな過重労働から社員を守り、仲間の働く姿を見える化するために、日々このレポートをご利用いただきたいのです。
LanScope An Ver.4.0では管理コンソールの快適な操作性とともに日々のPC業務を見える化するレポートをリリースします。
その他にもLanScope Catでおなじみ「アプリやファイルの配布」サービスもリリースしますので、Windows 10のバージョンアップにも、ぜひLanScope Anをご利用ください。

LanScope An の今後

LanScope An Ver.4.0は社会の変化に対応したサービスをいち早くリリースすべく取り組んでまいりました。その反面、私たちの想いほど多くのレポートをリリースできませんでしたが、今後も外部脅威や内部不正の見える化のご支援ができるようなレポートはもちろんのこと、ユーザー様の課題を解決すべく、改善とサービス拡張に努めますのでぜひご期待ください。

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