IT資産管理

iOS / iPadOSのアプリ管理の新たな選択肢!
「アプリカタログ機能」を実装予定!

Written by 武藤 諒

LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版プロダクトマネージャーとして、製品ロードマップの策定や販売計画の立案、マーケティング活動に従事。またMOTEX製品のプロダクトマーケティングにも従事。

iOS / iPadOSのアプリ管理の新たな選択肢!<br>「アプリカタログ機能」を実装予定!

【2021年12月7日追記】
LanScopeシリーズのリブランディングを行い、製品名称を「LanScope An」から「LANSCOPE クラウド版」に変更しています。

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LANSCOPE クラウド版で管理するアプリ管理の手法

LANSCOPE クラウド版では、管理者が指定したアプリを配信する「アプリ配信」機能があります。AppStoreに掲載されているアプリの場合、利用シーンに応じて、下記2つの手法を選択します。

・App Storeアプリとして配信する
・VPP(Volume Purchase Program)アプリとして配信する

最近では、表1にあるようにAppleIDの設定・管理に手間がかかることから、VPPアプリ配信を利用するユーザー様が増えています。

VPPアプリは、Apple社が提供する「Apple Business Manager」のポータルサイトより、アプリを必要数入手し、その情報をLANSCOPE クラウド版に同期させて、対象のデバイスに配信します。App Storeに掲載されているアプリが、「Apple Business Manager」のポータルサイトでVPPアプリとして掲載されているかどうかは、アプリによって異なりますのでご注意ください。

[表1] アプリ配信の種類/利用シーンの比較

利用者が必要なアプリを、必要なタイミングでインストールできる新機能「アプリカタログ」とは?

表1のアプリ配信は、あくまでも管理者が設定を行い、配信を実行した後にアプリがインストールされます。従って、デバイス利用者側にどのアプリをインストールするかの「選択肢」は存在しません。また利用するユーザー様が増えているVPPアプリ配信機能を利用した場合、アプリのアップデートはデバイス側で行うことができず、管理者がアップデート配信を行う必要があり、管理工数がその分増えてしまいます。
この課題を解決するため、LANSCOPE クラウド版(旧製品名:LanScope An Ver.3.3)で新機能「アプリカタログ」を実装します。この機能の主な利用シーンは以下の通りです。

<アプリカタログの利用シーン>
・App Storeアプリを禁止した上で、業務に必要なアプリをあらかじめ設定し、インストールするかどうかは利用者に判断を委ねたい。
・インストールしたアプリのアップデートは利用者が必要なタイミングで実施してほしい。

 
アプリカタログは、管理コンソールで設定したアプリを、デバイス側に公開し、利用者のタイミングで公開されているアプリの中から選択を行い、インストールできる機能です[図1]。
   [図1] アプリカタログを開くと、管理コンソールで設定したアプリが表示される

利用者が「インストール」をタップすると、デバイスからLANSCOPE クラウド版に対して、アプリのインストール要求が行われ、その要求を受けたLANSCOPE クラウド版がアプリの配信を実行します[図2]。
この時、管理者で必要な作業はありません。
[図2] アプリカタログの仕様

なお、インストールの要求を受け、実行するアプリ配信の仕様は、表1のアプリ配信の種類に依存します。例えば「App Storeを禁止した上でアプリのインストール・アップデートを利用者に任せたい」場合、VPPアプリ配信機能を利用するのと同様に、「Apple Business Manager」でアプリを入手するなどの事前準備を行った上で、デバイスにアプリを公開します。

管理コンソールで公開設定を行えば、あとは利用者が必要なタイミングで任意にアプリをインストールします。これまで都度アプリを配信し、場合によってはアップデートの配信も行っていたなどの工数が、アプリカタログ機能を利用することで大幅に削減できます。

“機能が増えても導線は同じ”管理コンソールのメニューを見直します

今回のアプリカタログ機能の実装に伴い、画面が増えた場合でも導線が変わらないよう、管理コンソール「環境設定」メニューのサブメニューを見直します。
これまでサブメニューに表示していた「MDM証明書」「DEP設定」「VPP設定」と今回実装する「アプリカタログ設定」を、新しく用意した「Appleサービス設定」に集約します。今回ご紹介したアプリカタログの設定は「アプリカタログ設定」より行います(図3)。

管理ツールは機能が増えると、できることが増える一方で、管理コンソールの構造が複雑になり、使いづらくなる傾向があります。管理コンソールの使いやすさを維持するため、LANSCOPE クラウド版では今回の見直しも含めて、この1年間、毎月管理コンソールの改善・改良を行ってきました。小さな改良の積み重ねではありますが、これからも使いやすさを追求してまいります。
ぜひ今後のLANSCOPE クラウド版にもご期待ください。
[図3] LANSCOPE クラウド版管理コンソール「環境設定」メニュー

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