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MOTEX社員インタビュー/東筋 優

MOTEX社員インタビュー/東筋 優

Q1:お仕事の内容を教えてください。

MOTEX社内のインフラ・セキュリティや各種システムの運用管理がメインとなる情報システム部に所属しています。
社内問い合わせやIT資産管理、社内PC・ソフトウェアの購買対応等に加え、自社製品を社内で実際に利用し使用感や課題を開発部門へフィードバックするといった事も行います。

Q2:緊急事態宣言後、テレワーク環境を急遽構築されたと伺いました。工夫された点を教えて下さい。

今回のコロナウイルス騒動が徐々に大きくなるにつれ、社内環境への接続が可能なVDIサービスやクラウドのWEB会議サービスの臨時増設といった応急処置的な対応を行っていましたが、緊急事態宣言の発令に伴い全オフィス出社停止となった際、社員だけでなく派遣社員や協力会社の方々も含めて急遽在宅勤務を行うという想定外の事態となり、用意していたVPNライセンス数の枯渇が発生しました。
VPN利用者増加に伴い必要になるネットワーク設計変更等は早い段階で終える事が出来ましたが、ライセンス不足によるアクセス不可はライセンスが追加されるまでどうにもならない為、各部門でVPN利用時間帯を分けるといった工夫の他、IDaaSの利用を加速させるといった対応を行いました。
元々社内ネットワークからしか接続出来なかったクラウドサービスをIDaaSと連携させる事で社外ネットワーク環境からも各種グループウェアの利用が可能となり、VPNに頼らずある程度業務が行える様にしました。詳細は省きますが、社外ネットワーク環境からの利用は特定デバイスからのみ行える仕組みを設けた事でセキュリティも担保しています。

Q3:上記の対応が一段落したのち、テレワーク運用のため次に考えたこと・行われたことについて教えて下さい。

ファイルサーバー等、社内ネットワーク内からしかアクセスできないシステムは引き続きVPN経由での利用が必須となる為、クラウドサービスへ置き換える事が可能なシステムは移行を検討・推進する事で、オフィスへ出社せずとも仕事ができる環境の構築を行っていきたいと考えています。

Q4:テレワーク環境の構築・運用において、やりがいを感じた点をお教え下さい。

全社一斉に在宅勤務がスタートした際、VPNライセンス枯渇による問い合わせや、PCの社外持ち出しを行う為のワークフロー申請が殺到しました。その対応に追われる中でも、情報システム部内だけでなく、利用部門や協力会社まで含め一丸となり協力した事で対策や工夫を行う余裕が生まれ、今回の騒動を乗り切る事が出来たと実感しています。
また、騒動の最中に期を跨ぐ事になりましたが、弊社では活躍した社員を社員間の投票で選出するMVP制度なるものがちょうどその時期に行われます。そちらに選出された事や、チャットツールを通して、または直接社員の方にお会いした際に感謝の言葉をかけて頂けるといった事もあり、その度にやりがいを感じられました。

Q5:MOTEXにおける働き方改革の今後にどのようなことを期待するか教えてください。

情報システム部では少人数で様々なタスクの対応を行っており常に工数が不足しています。今期は業務フローを精査し対応すべき内容、各方面にご協力頂き移管する必要がある内容等を洗い出す事で工数確保に努め、様々な運用改善を行おうとしています。
コロナウイルス騒動をきっかけとして、今後ますます在宅勤務の機会は増えるのかと思います。テレワークに限らずですが、セキュリティと利便性を両立させる環境をどうすれば実現できるのか、常に念頭において業務に取り組んで行きます。