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厚生労働省令和2年度3次補正予算が可決!介護・福祉分野に対するICT導入の補助も
Written by 鈴木 菜摘
令和3年1月28日の参議院本会議で、令和2年度3次補正予算が可決、成立しました。
今回の補正予算では、特に新型コロナウイルスの感染拡大防止策や経済回復に向けた取り組みなどを加速するための経費が盛り込まれており、大きく3つの柱で各庁の予算が構成されました。
(1)新型コロナウイルス感染症の拡大防止策
(2)ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現
(3)防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保
「(2)ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現」においては、デジタル化の推進により業務の効率化、生産性・利便性の向上を行うための様々な取り組みについて予算が充てられています。
その中でも今回は、厚生労働省の3次補正予算に組み込まれた、介護・福祉分野におけるデジタル化推進についてご紹介します。
介護・福祉分野に対するICT導入の補助
介護・福祉分野では、自治体の福祉事業所で行われている生活保護業務での訪問報告書の作成や、保育所における指導計画や保育日誌の作成など、多くの手書き書類による業務が行われています。こういった作業をICTの活用によりペーパーレス化することは、担当者の業務負担の軽減・効率化につながるだけでなく、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点からも必要とされています。また、紙ではなくデータ入力にすることで、異なる分野を横断する様々な情報を集約・分析し、よりよいサービスの提供や課題発見につなげるデータの利活用も可能となります。
このような課題に対して、厚生労働省の令和2年度3次補正予算では、以下のような内容が予算に組み込まれました。
●生活保護業務デジタル化による効率化手法開発・検証事業(4.8億)
●障害福祉システムの標準化に向けた標準仕様書作成等業務委託事業(1.5億)
●保育所等におけるICT化推進事業(14億)
●児童相談所等におけるICT化推進事業(4.1億)
●障害福祉分野のICT導入モデル事業 (3.3億)
(厚生労働省令和2年度3次補正予算より抜粋、カッコ内は予算額)
例えば、「保育所等におけるICT化推進事業」では、保育に関する計画・記録や保護者との連絡、子どもの登園・帰宅の管理業務などのICT化を行うためのシステム導入費について、実費の事業者負担を1/4(上限あり)にする支援制度が計画されており、14億円の予算が計上されています。
具体的には、専用アプリケーションの導入や、情報を入力するためのPC・タブレット端末の導入費用が対象になると考えられます。
出典:厚生労働省「令和2年度 厚生労働省第三次補正予算案(参考資料) - 第2.ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現 -」
また、「児童相談所等におけるICT化推進事業」では、タブレット端末の活用により、子どもの情報の共有化やペーパーレス化などの施設のICT化に必要な機器等の整備に対して1か所あたり100万円程度の補助が行われる計画となっています。
出典:厚生労働省「令和2年度 厚生労働省第三次補正予算案(参考資料) - 第2.ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現 -」
PC・タブレット導入には管理製品を
以上のように、厚生労働省の令和2年度3次補正予算では、介護・福祉分野の各団体でのICTの導入に対する補助金制度の実施などが計画されています。
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