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Windows11の機能や変更点を解説!アップグレードは必要か?

Written by 阿部 欽一

キットフックの屋号で活動するフリーライター。社内報編集、Webコンテンツ制作会社等を経て2008年より現職。情報セキュリティをテーマにした企業のオウンドメディア編集、制作等を担当するほか、エンタープライズITから中小企業のIT導入、デジタルマーケティングまで幅広い分野で記事執筆を手がけている。

Windows11の機能や変更点を解説!アップグレードは必要か?

マイクロソフトの最新OSでWindows 10の後継となる「Windows11」が2021年10月5日にリリースされました。リリース後は段階的にWindows 10搭載PCを対象とした「無償アップグレード」が実施されるほか、Windows 11が標準で搭載されたPCも購入可能になります。

また現時点(2023年2月)では「Windows10からWindows11への無償アップグレード期間」に特定の終了日は設けられておらず、Windows10のサポートが終了する2025年10月14日までを目途に、計画的にアップグレードを進めたいところです。

この記事では「Windows11へのアップグレートに関心がある方・悩んでいる方」を対象に、以下の内容について解説します。また、従業員が利用しているPCの効率的なWindowsアップデート管理を実現する、IT資産管理ツール「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」についても資料でご紹介します。

・Windows10からの「変更点」や「新機能」
・Windows11にアップグレードする場合の「注意点」
・Windows11にアップグレードする「最適なタイミング」
・Windows11のアップグレートに向けて「知っておくべき内容」

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Windows11のリリースは2021年10月5日

マイクロソフトより「Windows11」が2021年10月5日にリリースされました。リリース後は、Windows 10ユーザーに対する無償アップグレードが段階的に実施されるほか、Windows 11が搭載されたPCが購入可能になります。

Windows 10の後継OSで最新OSとなるWindows 11は、Windows 10から大きくデザイン面が刷新されています。マイクロソフトの公式ページによると、たとえば、「スタート メニュー」が改善され、連絡を取りあう人々やニュース、ゲーム、コンテンツとすぐにつながる新しい仕様がUIに追加されました。

また、生産性向上に寄与する機能として、新しくなったデスクトップや「スナップ レイアウト」などの新しいツールが加わった点にも注目です。使いたいアプリへのアクセスやマルチタスクが容易になり、さらなる作業効率化をサポートします。


ウィンドウを自由にレイアウトできる「スナップ レイアウト」機能
[出典] Microsoft│Windows 11 上でデスクトップ アプリのスナップ レイアウトをサポート

そして、テレワークなどの多様な働き方から利用機会の増えているコラボレーションツールについても、純正の「Microsoft Teams」がデスクトップからすぐに、簡単に利用できるようになっています。

Windows10から11へのアップグレードは必要か?


結論からお伝えすると、現在お使いのWindows10からWindows11へ無理にアップグレードを急ぐ必要はありません。

2025年10月にWindows10のサポートが終了するまでに、以降で紹介する「Windows11の変更点」や「アップグレードに伴う注意点」を踏まえ、必要に応じてアップグレードを検討するのがおすすめです。

またWindows11へアップグレードした後であっても10日以内であれば、「設定」機能よりWindows10へダウングレードが可能です。万一10日を過ぎた場合も、データバックアップ後に「クリーンインストール」をすることで、データを保持したままWindows10へダウングレードすることができます。

参考:Microsoft│Windows11の入手方法 よくある質問

Windows 10 を使い続ける場合も、定期的な機能更新プログラムの適用が必要

Windows10の利用を継続する場合も、OSを最新のバージョンに保つために「機能更新プログラム」の適応を随時行う必要があります。

Windows10以降では、OSを「サービス」として提供する概念(=Windows as a Service[WaaS])が採用されています。これまでWindows の新機能は「Windows XP →Windows Vista」「Windows Vista →Windows7」というように、OS バージョンが上がることで Windowsの新機能が提供されていました。

しかし、Windows10以降は、Windows10ないしはWindows11のまま、大型アップデートによって継続的に機能強化が行われるモデルへと変更されました。この大型アップデートを「機能更新プログラム(Feature Update=FU)」と呼びます。

Windows10では年に2回、機能更新プログラムがリリースされます。機能更新プログラムのサポート期限は基本的にリリースから1年半のため、Windows10を使い続ける場合も定期的に最新の機能更新プログラムを適用しましょう。

Windowsを最新のバージョンに保つべき理由

Windows10・11を問わず、最新のバージョンでなくても使用すること自体は可能ですが、その上でアップデートを推奨する理由は、①セキュリティレベルを向上できるから、 ② 最新機能を利用できるから、の主に2点です。

特に ①に関して、最近ではOSの脆弱性を狙った、凶悪なマルウェアによるサイバー攻撃の被害も報告されています。安全かつ快適な利用環境を保つためにも、最新のOSを適用するようにしましょう。

Windows11のWindows10からの主な変更点6つ

Windows 11の大きな特徴は、スタートメニューやホーム画面をはじめとするデザインが刷新され、シンプルで使いやすいUIになったことです。ここでは、6つの主な機能(変更点)を紹介します。

 1. UI刷新
 2. マルチタスクを支援するスナップ機能
 3. 必要な情報を手軽に表示できるウィジェット
 4. 「Microsoft Teams」がUIに統合
 5. Androidアプリが実行可能に
 6. システムセキュリティ

(1)UI刷新
丸みを帯びたガラススタイルのデザインが採用され、コンテンツ配置の移動、新しいアニメーションやテーマの追加など、新たなビジュアルデザインに刷新されています。


[出典] Windows 11 を発表 – News Center Japan

特徴的なのは「スタート メニュー」が、従来のタスクバー左端から画面中央に移動し、ピン留めされたアプリと[おすすめ]セクションのみが表示されるように変更されたこと。[おすすめ] セクションでは、「PC」やOne Driveアプリがインストールされた「モバイルデバイス」で最近利用していたファイルが自動的にリストアップされます。

また、「タスクバー」も中央に表示され、アプリのピン留め、起動、切り替え、最小化、並べ替えなどを行うと、美しいアニメーションで表示されます。

(2)マルチタスクを支援するスナップ機能
Windows 11では、マルチタスクを支援する目的からウィンドウを整列させる「スナップ機能」が新たに搭載されました。マルチタスクで複数のウィンドウを同時に開きたい場合も、ユーザーの見やすい画面レイアウトへ簡単に調整が可能。デスクトップの使い勝手が大きく向上しています。


[出典] Windows 11 を発表 – News Center Japan

(3)必要な情報を手軽に表示できるウィジェット
「ウィジェット機能」により、ユーザーが必要とする情報を手軽に表示できます。ウィジェット機能は、以下3種類の方法で呼び出すことが可能です。

1. タスクバー上の「ウィジェット アイコン」をクリックする
2. タッチ操作で左から右へスワイプする
3. [Windows]+[W]キーで呼び出す


[出典] Windows 11 を発表 – News Center Japan

現在提供しているウィジェットには、カレンダー、天気、交通情報、Microsoft To Do リスト、OneDrive の写真、スポーツ、株価情報、ヒントなどがあり、項目の追加や削除、並べ替え、サイズの変更などのカスタマイズが可能になります。

(4)「Microsoft Teams」がUIに統合される
Windows 11にはコラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」が組み込まれました。これは、テレワークなどで高まる遠隔からのコラボレーションを支援するツールで、チャットや通話機能のほか、ビデオ会議やファイル共有、Officeドキュメントの共有や共同編集などが行えます。タスクバーに統合された「Microsoft Teams」より、チャットやWEB会議を通じて、社員同士やクライアントと手軽にコンタクトをとることが可能です。


[出典] Windows 11 を発表 – News Center Japan

(5)Androidアプリが実行可能に
Windows 11では、新たにAndroidアプリが動作できるようになりました。

Amazon提供の「Amazon Appstore」というWindows用アプリを「Microsoft Store」からダウンロードすることで、アプリストアから好みのAndroidアプリを自由にインストールできるように。広いPCのデスクトップ上で、キーボードやマウスを用いてAndroidアプリを楽しむことが可能となります。


[出典] Windows 11 を発表 – News Center Japan

なお、初期バージョンではAndroidアプリへの対応は含まれず、「Microsoft Store」でAndroidアプリを利用できるようにする取り組みを今後も続けることが発表されました。
【追記】2022年10月19日より、日本でもWindows 11の標準機能として「Androidアプリ」の一般利用が可能となりました。

(6)システムセキュリティ
特に企業ユースで重要なセキュリティ機能について、マイクロソフトは以前より、パスワードレス認証に注力しており、パスワードレス認証の規格「FIDO2」を早い段階からサポートしてきました。

Windows 11では、パスワード入力を用いず、顔認証や生体認証を使用するMicrosoftアカウントを作成できるようになりました。また、OSのセキュリティ強化では、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)機能や、TPM(Trusted Platform Module)2.0 チップが搭載されています。

VBS(Virtual Base Security)とは、仮想化技術を用いてセキュリティ上の重要な部分をWindowsから独立した仮想マシン上で動かす技術です。セキュリティレベルを上げ、仮にWindowsが攻撃されても、仮想マシンには侵入できないよう保護されます。

TPMは、PCのマザーボードやCPUに組み込まれることで、暗号化キーやユーザー資格情報、その他の機密データをハードウェア内で保護し、マルウェアや攻撃者がアクセスしたり改ざんしたりできないようにするハードウェアベースのセキュリティ機能です。

そして、TPM 2.0は、「Windows Hello」などの生体認証や、「BitLocker」などのドライブ暗号化のセキュリティ機能に重要な要素となり、デバイスやユーザーなどのID保護を強化します。

「パスワードレス」「ID強化」により、コロナ禍による新しい働き方に対応するため「セキュリティ侵害は起こるものだ」と想定し、常に認証されたユーザーとデバイスのみがネットワークにアクセスできる「ゼロトラスト セキュリティ」の構築が可能に。誰もが安心してスマートにコラボレーション、共有、プレゼンテーションを行えるようになります。

このようにWindows11では、以前までのバージョンに比べ「業務効率化」と「セキュリティ」の面の機能性が大きく向上していていることがわかります。

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Windows11のアップグレード前に知っておきたい3つの注意点


「本当にWindows11へ移行して問題ないか」「そもそも11に変更できるのか」を判断するため、アップグレード時に気をつけるべき3つの注意点について解説します。

1.UIが変更され、Windows10と使用感が異なる

Windows11へのアップグレードでは便利な機能や操作性が追加される一方、Windows10から仕様が変更されたことで「使いづらい」「慣れない」といった印象を抱く可能性があります。

▼ 違和感を持ちやすいWindows11の変更点
・スタートメニューの移動(左下から中央へ)
・右クリックで表示されるメニュー(コンテキストメニュー)の簡略化
・エクスプローラー上部のリボン(設定)の簡素化
・「タスクマネージャー」がタスクバーから表示できない



簡略化されシンプルになった「右クリックメニュー」
出典:エクスプローラーコンテキスト メニューで項目を検索する

ただし「スタートメニューの位置」や「右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の内容」は、別途操作を行うことでWindows10と同じ仕様に変更することが可能です。アップグレードの際には、必要に応じて設定を変えることを念頭に進めることをおすすめします。

2.Windows10から使えなくなった機能がある

Windows11では、10以前に搭載されていた下記のような機能が使用できなくなります。
・数式入力パネル(複雑な数式を簡単に入力できる)
・ロック画面の簡易ステータス(ロック画面に天気やメール数などを表示)
・マルチタスクキオスク(複数アプリを実行するキオスクを簡単に作成)
・Cortana(音声アシスト機能)
・タイムライン(過去の利用履歴を参照できる) 等

頻繁に利用していたという方は、利用できないことを念頭に置いてアップグレートを行う必要があります。

3.アップグレードにはシステム要件を満たす必要がある

ここまでWindows11のアップグレードに関して解説しましたが、そもそも現在のPCが必要なシステム要件を満たしていなければ、Windows11へアップグレードすることができません。

システム要件とはPCの「プロセッサ」や「メモリ」「ストレージ容量」などを指します。

▼Windows11 アップグレートに必要な「最小のシステム要件」

プロセッサ 1ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。
メモリ 4 ギガバイト (GB)
ストレージ 64 GB 以上の記憶装置
システムファームウェア UEFI、セキュア ブート対応
TPM トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。
グラフィックカード DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
ディスプレイ 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ。
インターネット接続 個人向け Windows 11 Pro と Windows 11 Home は、初期設定時にインターネット接続と Microsoft アカウントが必要

いまお使いのPCがアップグレードに必要な要件を満たしているかは、Microsoft公式ページ「互換性の確認」の「Windows 11正常性チェック」より、アプリをダウンロードし無料で確認することが可能です。

参考:Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する

Windows11のシステム要件は、Windows 10より厳しくなる?


Windows 11はWindows 10と比べ、メモリ容量やグラフィックスなどの要件が厳しくなりました。Windows 11が動作するシステムの最小要件は、1ギガヘルツ(GHz)以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSystem on a Chip(SoC)を搭載していることです。

また、メモリは4GB RAM、ストレージ64GB以上、システムファームウェアはUEFI、ディスプレイは9インチ以上、HD解像度 (720p)のディスプレイ、セキュア ブート(Secure Boot)対応などとなっています。セキュアブートは、パソコンの起動時に悪意のあるプログラムを実行させないための仕組みで、Windows 8以降をプリインストール(初期導入)しているメーカー製パソコンであれば、大半が初期状態で有効になっているものです。

そして、上述したとおり、TPM 2.0への対応も必要となります。
その他、一部の機能には特定のハードウェアが必要になるため、要件の詳細はWindows 11の公式サイトを確認してください。

気になる無償アップグレードのタイミングや期限は?

先述の通り2023年2月時点では「Windows11の無償アップグレード期間」に、特定の終了日は設けられていません。ただしWindows10のサポートが「2025年10月14日」をもって終了するため、万一のトラブル時を踏まえサポート期間内にアップグレードを行いましょう。

Windows 11へのアップグレードにはハードウェア仕様の最小要件を満たしていることが必要です。マイクロソフトは、現在販売中のほとんどのWindows 10 PC は、Windows 11 にアップグレード可能だとしています。

利用中のデバイスがアップグレードの対象となっているかどうかは、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]→[Windows Update]画面で[更新プログラムのチェック]ボタンを押すと確認できるようになるとのこと。

2021年6月28日(米国時間)には、「Windows 11」の最初のプレビュー版として、開発者向けに「Windows 11 Insider Preview」(ビルド 22000.51)が公開され、早期プレビューの新機能の多くを、実際に試すことができるようになっています。(公開後も随時、ビルドの変更と改善が繰り返されています)。

【追記】2023年1月5日より「Windows 11 Insider Preview」のビルド 22621.1095 および 22623.1095がリリースされています(2023年2月時点)。

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主要メーカーのWindows 11対応状況は?


主要のPCメーカーから、次のようにWindows 11への対応情報が公開されています。

(1)NEC
個人向け「LAVIE」については、2018年7月以降に発表された製品で最小要件を満たしたものが対象となります。NECの公式サイトにて、アップグレード動作確認製品一覧が公開されています。
法人向けビジネスPC「Mate」「VersaPro」「Mate J」「VersaPro J」については、Windows 11への対応情報ページにて「Windows 11をプリインストールしたモデルなどが公開されています。

(2)日本エイサー
クリエイター用、ゲーム用、家庭用PCについて、Windows 11 の公開後に無料でアップグレードが可能な Windows 10 PC の一覧を紹介しています。

(3)日本HP
特設ページにて、現在のWindowsベースのPCは、Windows 11のリリース時にアップグレード可能になる旨、発表されています。また、英語版のプレスリリース(6月24日付)では、対応モデルとして「Spectre」「ENVY」「Pavilion」シリーズや、「OMEN 16」「Victus by HP 16」といったゲーミングPC、「Elite」「Pro」などのビジネス向けモデル、「ZBook Studio G8」などのワークステーションが挙げられています。

(4)VAIO
Windows 11 アップグレード情報で、個人向け・法人向けパソコンのへのアップグレード対象要件確認済み製品を公開しています。

(5)富士通
Windows 11 アップグレード対象機種一覧にて、「LIFEBOOK」「ESPRIMO」「FMV Lite」「arrows Tab」各シリーズのアップグレード対象機種一覧を公開しています。

(6)レノボ
特設ページにて、無償アップグレード可能なWindows 10搭載PCの一覧を紹介しています。

(7)パナソニック
6月25日付で公開されたページにて「CF-SV1」「CF-QV1」「CF-FV1」「CF-LV9」シリーズがWindows 11に対応していると発表しています。

Windows11に関する「よくある質問と回答」


上記で解説しきれなかった「Windows11へのアップグレードで、よくある質問事項」をまとめました。

Q1.Windows11のアップグレードの所要時間は?

アップグレードにかかる時間は、ネットワークの通信速度やパソコン本体のスペックによって大きく変わります。目安としては「ダウンロードに1.5~2時間」「再起動に0.5~1時間」ほどを見ておくと良いでしょう。

ダウンロード中に PC を使うことも可能ですが、作業中のアップグレードを避けたい場合は、PCを使用しない時間を事前指定してアップグレードを進めることができます。

Q2.Windows10で保存した個人ファイルは11にも移行できる?

基本的に「Windows11のインストールと共に個人のファイル・データも移行」されますが、万一に備えアップグレード前には必ずバックアップを行っておきましょう。

現在、ファイルを OneDrive へ同期している場合は、アップグレードを行っても「アカウントへのサインイン」によってデータを引き継ぐことが可能です。

Q3.Windows 11 にアップグレード後、使いづらかった場合にWindows10へ戻せるか?

Windows 11 にアップグレード後、10日以内であればデータとファイルを保持したままでWindows 10 に戻すことが可能です。

回復手順
[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [更新とセキュリティ] > [回復] の順に選択し、[前のバージョンの Windows 10 に戻す] の下の [開始する] を選択します。

[出典] Windows の回復オプション

仮に10日以上経過した場合は、USBメモリなどにインストールメディアを作成してから「クリーンインストール」を行うことでWindows 10へバージョンを下げることが可能です。

Q4.現在、Windiws 8.1を使用している場合、どうすればいい?

Windows8.1は、2023年1月10日にサポートが終了しているため、速やかにアップグレートを行うことをおすすめします。

デバイス本体がWindows11へのアップグレード要件を満たしていない場合は、利用環境に応じて以下の対応を行いましょう。

・Windows11に対応するデバイスへPCを切り替える(推奨)
・早急にWindows10へアップグレードを行い、タイミングをみてWindows11の対応端末へ切り替える

まとめ

Windows 11の概要や主な機能、システム要件やアップグレードの状況などについて解説しました。

▼この記事のまとめ

・Windows11は2021年10月5日よりリリースされ、Windows10より無償でアップグレートが可能

・Windows10からの主な変更点として「コンテンツの中央配置」などUIの刷新、「スナップ機能やウィジェット機能」といった効率化ツールの追加、「Androidアプリの利用可」などが挙げられる

・Windows10のサポートが終了する2025年10月14日までのタイミングで、メリットと注意点を踏まえながら必要に応じてアップデートを検討するのが望ましい

・万一、Windows11へアップグレードした後も10日以内であれば手軽にWindows10へ戻すことが可能(10日以上経つとクリーンインストールが必要)

・PC本体がアップグレード要件を満たしているかは、Microsoft公式ページ「互換性の確認」の「Windows 11正常性チェック」から確認できる

Windows 11 は、マイクロソフトの最新OSとして、エンドユーザーと企業ユースの双方に優れた新機能を搭載しています。特に、テレワークとオフィスワークの双方に対応するため、利便性や安全性を両立できる様々な機能が搭載されました。

企業でアップグレートを検討している場合は、マイクロソフトが公開しているWindows 11 のをスムーズかつ計画的に導入するための「企業向けのベスト プラクティス」を参考にすると良いでしょう。

またIT資産管理・MDMツールである「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」を使用すれば、従業員が利用しているPCの「定期的なWindowsアップデート」を効率的に管理できるようになります。

「Windows PCの管理に課題がある」担当者様は、ぜひ下記の資料もご覧ください。

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