クラウドセキュリティ

Slackとは?機能やメリット、Teams との違いを解説

Written by 岩瀬めぐみ

Slackとは?機能やメリット、Teams との違いを解説

目次

Slackを有効活用して情シス・総務の業務を自動化

最短30分・月額100円から始めるチャットボット「SYNCPIT」

資料をダウンロードする

資料をダウンロードする

Slackとは、ビジネスで使用することを前提に設計されたチャットツールです。

基本のチャット機能に加えて、ビデオ通話やファイル管理、高度な検索機能が搭載されています。

またSlackには

●グループ参加前のやり取りも閲覧できる
●ファイルの共有が簡単
●複数デバイスからアクセス可能
●さまざまなアプリと連携できる

といったメリットがあります。

Slackを導入することで情報共有が円滑に行えるので、チームでの業務の効率化につながるでしょう。

この記事では、Slackの機能やメリット、具体的な利用手順などを解説します。

==========================================

▼この記事を要約すると
●Slackとは、ビジネスで使用することを前提に設計されたチャットツール
●フリー、プロ、ビジネスプラス、Enterprise Gridの4つのプランが存在する
●Slackには、「チャット機能」「音声・ビデオ通話機能」「検索機能」「ファイル管理機能」などが搭載されている
●Slackのメリットとして、「グループ参加前のやり取りも閲覧できる」「ファイルの共有が簡単」「複数デバイスからアクセス可能」「さまざまなアプリと連携できる」などが挙げられる


==========================================

Slackとは

Slackは米国のSlack Technologies,Incが提供しているビジネスチャットツールです。2017年に日本法人が設立されて日本語版が登場したことで、日本国内でも急速にシェアを広げました。

Slackは、ビジネスで使用することを前提に設計されており、チャットやビデオ通話、ファイル共有など業務を円滑に行うための様々な機能が備わっています。

またPCはもちろん、iPhoneやAndroidでも利用可能です。

Slackの料金プラン

Slackには下記の4つのプランがあります。

1.フリー
2.プロ
3.ビジネスプラス
4.Enterprise Grid

以下はそれぞれの特徴を簡単にまとめたものです。

slackの4つのプランを比較した表

参考:Slack|料金プラン

無料プランでも基本的な機能は使用できますが、メッセージやファイルの保存期間が90日間だったり、音声・ビデオ通話は1対1のみだったりと制限があります。

業務でストレスなく使用したいということであれば、プロ以上のプランがおすすめです。

また業務で使用するとなると、セキュリティ面を気にしなければいけません。Slackでは、すべてのプランでデータの保存時・転送時の暗号化と二要素認証の設定が可能です。

ビジネスプラスなど上位プランに加入すれば、シングルサインオンの設定やEMMによってモバイルデバイスからアクセスする方法を制御することもできます。

シングルサインオン…一度ユーザー認証を行うだけで、連携している複数のアプリやクラウドサービスにログインできる仕組み

EMM…企業・組織内のモバイルデバイスを一元的に管理するシステム

Slackの基本機能

Slackには、以下のような機能が搭載されています。

●チャット機能
●音声・ビデオ通話機能
●検索機能
●ファイル管理機能

チャット機能

チャット機能は、テキストでメッセージのやり取りができる機能です。

プロジェクトごとや部署ごとに「チャンネル」というグループを作成すれば、複数の相手とコミュニケーションをとることができます。

また、チャンネルのメンバー全員に知らせる必要がない内容の場合は、ダイレクトメッセージ機能が便利です。
これはチャンネル外で行う小規模のやりとりのことで1対1に限らず、最大9人までメンバーに含めることができます。

音声・ビデオ通話機能

Slackでは、チャットだけでなく、音声通話やビデオ通話も利用できます。

また有料プランに加入していれば、グループでの通話や画面の共有も可能なので、オンライン会議も効率的に進められます。

検索機能

Slackの検索機能を利用すれば

●投稿時期
●送信者
●チャンネル

などでフィルターをかけることができるので、過去のメッセージも簡単に探し出すことが可能です。

ファイル管理機能

Slackでは、テキストメッセージに Word や Excel といったファイル、URL、Slack内のメッセージなどを添付することができます。

さらに、ファイルはチャンネルごとに管理されるので、ファイルを送信したチャンネルさえわかれば、再度見返したいときもスムーズです。

SlackとLINE、Teams の違い

ここでは、Slackと他のチャットツールの違いを解説します。

SlackとLINEの違い

SlackとLINEの大きな違いは、個人チャットの監視が可能かどうかという点です。

Slackの場合は、管理者であれば個人チャットのやり取りを確認することができます。
これは、情報漏洩などをセキュリティインシデントが発生した際、個人チャットでのやり取りが漏洩の原因になっていないかを確認するためです。

しかしながら、LINEの場合は本人の同意がない限り、第三者に個人チャットのやり取りが見られることはありません。

また、LINEの場合は送信済のメッセージを編集することはできませんが、Slackであれば送信後でも編集が可能という点も異なります。

Slackと Teams の違い

Slackと Teams の大きな違いは、無料プランにおけるビデオ通話の参加人数にあります。

Teams の無料プランでは、60分間という制限時間はあるものの、最大100人までビデオ通話に参加できます。

対してSlackの無料プランでは1対1のみで、制限時間はありません。

他にも、SlackはGoogle系のアプリとの連携性が強く、Teams は Office 系との連携性が強いという点も異なります。

Slack活用のメリット

Slackには、以下のようなメリットがあります。

●グループ参加前のやり取りも閲覧できる
●ファイルの共有が簡単
●複数デバイスからアクセス可能
●さまざまなアプリと連携できる

グループ参加前のやり取りも閲覧できる

多くのチャットツールでは、グループチャットに参加した後のやり取りしか閲覧することができません。

途中でプロジェクトチームのグループに入った際、自身が参加する前に共有されたファイルやメッセージを見ることができないと、不便に感じる人も多いでしょう。

しかし、Slackであれば過去のメッセージやファイルが保存されているので、グループに参加する前のやり取りも確認できます。

ただし、「Slackの料金プラン」の部分で説明したように、フリープランの場合はメッセージやファイルが90日間で消えてしまうので、注意が必要です。

ファイルの共有が簡単

Slackではファイルやドキュメントの共有も簡単です。自分のPCやモバイルからワークスペース・チャンネル・ダイレクトメッセージに、ドラッグ&ドロップなどでファイルを追加することができます。

またはワークスペースにファイル管理アプリを追加して、アプリからファイル追加をすることも可能です。

アプリから追加したファイルはSlackには保存されないものの、ワークスペース全体で検索と共有ができます。

また、共有されたファイルは閲覧したり、検索したり、ダウンロードしたり、別のチャンネルやSlack外部で共有したりすることができます。

複数デバイスからアクセス可能

SlackはPC、スマートフォン、タブレットといった複数のデバイスからアクセスが可能です。そのため、会社、自宅、出先など、どこからでも参加チャンネルのメンバーとつながることができます。

ただし、同一のメールアドレスで複数のワークスペースに参加する場合、Slackではワークスペースごとに別のアカウントをつくらなくてはなりません。

複数のデバイスから複数のワークスペースに参加する際、ワークスペースを切り替えるたびにそれぞれパスワードを入力してサインインするのは面倒です。

そのため、Slackでは、24時間有効なサインインリンクをメールで送付してもらうことができます。このリンクを使うとパスワードを入力せずにサインインできます。

さまざまなアプリと連携できる

Slackには連携できるアプリや外部ツールが多いというメリットもあります。

▼連携できるアプリ・ツールの例

●Googleドライブ
●Googleカレンダー
●Trello
●Asana
●GitHub
●Zendesk
●社内専用ツール など

よく利用するアプリやツールをSlackに集約することで、異なるツールを行き来するストレスがなくなります。

Slackのデメリット

非常に便利なSlackですが、場合によっては以下のようなデメリットもあります。

●使いこなすのが難しい
●情報が流れてしまう可能性がある

Slackは、チャットができるだけでなく、ビデオ通話もできたり、外部ツールと連携できたりと様々な機能が用意されています。

しかし多機能がゆえに、人によっては使いこなすのが難しいと感じてしまうかもしれません。

まずは基本のチャット機能から使ってみて、慣れたら徐々に使う機能を増やしてみましょう。

また、Slackはリアルタイムでメッセージのやり取りが可能ですが、チャンネルに参加しているメンバーが多ければ多いほど、やり取りが活発になることが考えられます。

そうなると、大切な情報や共有事項が流れてしまう危険性があります。

Slackでは、チャンネルやダイレクトメッセージにスターをつけておくことで、重要なやり取り追跡できるようになっているので、そういった機能も活用してみましょう。

Slackの利用手順

Slackの利用を始める場合、以下のような手順で行うのが一般的です。

1.アカウントを登録
2.ワークスペースに参加
3. プロフィールの編集
4.チャンネルに参加もしくは作成

1.アカウントを登録

まずはアカウントを登録するために、業務で使用しているメールアドレスを登録画面に入力します。

slackの登録画面

入力後に「続行する」を押すと、登録したメールアドレス宛に認証番号が送られてくるので、入力します。

認証後はパスワードの設定を行ってください。

2.ワークスペースに参加

業務用のメールアドレスでログインすると、その会社に所属しているユーザーが参加できるワークスペースが表示されるので「参加する」ボタンを押して参加します。

3.プロフィールの編集

新規で登録した際は、プロフィールの編集も行います。

出典:Slack help center|プロフィールと環境設定

サイドバーにある自分のプロフィール写真をクリックして「プロフィール」を選択します。

次に編集をクリックして、プロフィールを編集し終わったら「変更を保存」をクリックして完了です。

4.チャンネルに参加もしくは作成

チームやプロジェクトごとにやり取りを行う場合は、既存のチャンネルに招待してもらうか、自分で作成します。

チャンネルを新規で作成するには、サイドバーの「+」をクリックして「#チャンネル」を選択します。

出典:Slack help center|Slack の使い方

任意のチャンネル名を入力して「次へ」をクリックします。

次にチャンネルのタイプ(パブリックまたはプライベート)を選択して、作成します。

ここにメンバーを追加したい場合は「メンバーを追加する」をクリックし、追加したいメンバーを選択することで追加できます。

Slackと連携できるLANSCOPE セキュリティオーディター

MOTEX(エムオーテックス)が提供する「LANSCOPE セキュリティオーディター」は今回紹介したSlackと連携が可能です。

LANSCOPE セキュリティオーディターは、コミュニケーションツールとアカウント連携するだけで使える「FAQチャットボット」の機能を備えています。

FAQチャットボットを導入することで、情シス・総務に集中しがちな問い合わせ対応を自動化できます。さらに、休日や深夜など本来ならばサポートが困難な時間帯でも24時間365日即座に従業員からの問い合わせに回答が可能です。

料金は、1ユーザー月額100円という手ごろなので、情シス・総務の工数を削減したいとお考えの方はぜひご検討ください。

まとめ

この記事では、「Slack」をテーマに機能やメリット、利用手順などを解説しました。

==========================================

本記事のまとめ
●Slackとは、ビジネスで使用することを前提に設計されたチャットツール
●フリー、プロ、ビジネスプラス、Enterprise Gridの4つのプランが存在する
●Slackには、「チャット機能」「音声・ビデオ通話機能」「検索機能」「ファイル管理機能」などが搭載されている
●Slackのメリットとして、「グループ参加前のやり取りも閲覧できる」「ファイルの共有が簡単」「複数デバイスからアクセス可能」「さまざまなアプリと連携できる」などが挙げられる


==========================================

Slackは、ほかのチャットツールよりもチャットの自由度が高く、情報共有が非常にしやすいというメリットがあります。

チャットをメインにコミュニケーションを行いたい、チームで業務を行うことが多いといった企業の場合はSlackがおすすめと言えるでしょう。

Slackを有効活用して情シス・総務の業務を自動化

最短30分・月額100円から始めるチャットボット「SYNCPIT」

▼資料内容?
・バックオフィスが抱える課題
・「問い合わせ業務」の自動化ニーズ
・Slackを活用して業務の
 効率化できる「SYNCPIT ?

資料をダウンロードする

資料をダウンロードする