サイバー攻撃

ダークウェブとは?閲覧は違法?危険性や特徴を解説

Written by 伏見みう

エンジニアとしてEVやHEV、産業用設備の研究開発職に従事していた。退職後は北欧デンマークで1年過ごし、現地の風力発電設備などを見学。現在はフリーランスとして活動している。

ダークウェブとは?閲覧は違法?危険性や特徴を解説

ダークウェブとは、通常の方法ではアクセスできないWebサイトの総称で、非合法な情報やマルウェア作成ツールなどの違法取引が、日常的に行われています。

ダークウェブはもともと、アメリカ海軍が「秘匿性の高い情報通信」をするために開発したもので、「匿名性が高い」という特徴があります。

しかし現在では、その匿名性の高さに目を付けた犯罪者がダークウェブで違法なものを取引しています。

▼ダークウェブで取引されているものの例
・不正に入手した個人情報や機密情報
・マルウェア作成ツール
・OSやソフトウェアの「脆弱性」に関する情報
・違法な薬物や武器

ダークウェブにアクセスすること自体は違法ではありませんが、興味本位でアクセスすると犯罪に巻き込まれるだけでなく、マルウェアに感染する危険性もあります。

そのため、個人のPCでのアクセスはもちろん、業務で使用しているPCでのアクセスは基本的に控えたほうが良いでしょう。

この記事では、「ダークウェブ」の概要と適切な関わり方・被害を受けないための対策について、解説していきます。

▼この記事を要約すると

  • ダークウェブとは、通常の方法ではアクセスできないWebサイトの総称で、匿名性が非常に高いという特徴がある
  • インターネット上には、誰でも閲覧できる「サーフェイスウェブ(表層)」、ログインしないと閲覧できない「ディープウェブ(深層)」があり、専用ブラウザがないとアクセスできない「ダークウェブ」はディープウェブに含まれる
  • サイバー攻撃にたびたび利用されるダークウェブでは「サイトやシステムへのログインID・パスワード」「個人情報」「マルウェアを作成するツール」「WebサイトやOSの脆弱性に関する情報」などが取引されている
  • 犯罪の温床になっているダークウェブだが、もともとはアメリカ海軍が匿名性を確保し、秘匿性の高い情報通信をするために開発した技術であった
  • ダークウェブにアクセスすること自体は違法ではないが、知らぬ間に犯罪に加担するリスクがあるため、基本的にアクセスは望ましくない
  • 対策として、マルウェア防御に有効な「エンドポイントセキュリティ」の導入や、不正アクセスを防ぐ「クラウド診断」、事後対応に最適な「インシデント対応サービス」などがある

またダークウェブ対策に有効な「マルウェア対策」に関するお役立ち資料は、以下よりご利用ください。
 

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ダークウェブとは

ダークウェブとは

ダークウェブとは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンにインデックスされておらず、専用のブラウザやツールを使用しなければ閲覧できないWebサイトのことです。

※インデックス…作成したWebサイトの情報が検索エンジンのデータベースに登録され、検索可能になること

ダークウェブの最大の特徴は、その匿名性の高さです。

通常、インターネットに接続する際にはIPアドレスが使われ、これを追跡することによってWebサイトにアクセスしたユーザーや端末を特定できます。

しかしダークウェブでは暗号化技術により、IPアドレスからアクセス元を辿ることは困難です。よってプライバシーと匿名性が担保された中で、ユーザーは自由に情報交換や商品の売買を行うことが可能となります。

これにより、ダークウェブでは以下のような「違法性の高いデータや製品」が活発に取引されています。

  • 個人情報や企業の機密情報
  • マルウェアを簡単に作成できるツール
  • OSやソフトウェアの「脆弱性」に関する情報
  • 違法な薬物や武器

ダークウェブは犯罪の温床となっており、興味本位でアクセスすると、犯罪に巻きこまれてしまう危険性もあります。また昨今のサイバー攻撃で用いられる「ユーザーのアカウント情報」「クレジットカード情報」の中には、ダークウェブで秘密裏に取得されたものが少なくありません。

通常のウェブサイト(サーフェイスウェブ、ディープウェブ)と
ダークウェブの違い

Webサイトには、サーフェイスウェブ(表層)、ディープウェブ(深層)、ダークウェブの3種類があります。

ダークウェブ、サーフェイスウェブ、ディープウェブの違い

「サーフェイスウェブ(表層)」は、一般に公開されており、だれでも閲覧することができるWebサイトです。GoogleやYahoo!で検索した際に検索結果として表示される、一般的なサイトがサーフェイスウェブに該当します。

次に「ディープウェブ(深層)」とは、ログインしないと閲覧できないWebサイトのことです。企業のクラウドデータや非公開にされているSNSのプロフィール情報など、ログインによって管理されるWebサイトが該当します。

ディープウェブは一般的なブラウザで閲覧することも可能ですが、基本的にはインデックスを回避するように設定されているので、検索結果として表示されることはありません。

最後に今回の主題である「ダークウェブ」は、検索エンジンにヒットせず、閲覧には専用のブラウザが必要なWebサイトです。前述のとおり匿名性の高さから、違法な取引が横行しているのが実態です。

「氷山の一角」という言葉にある通り、ユーザーに見えている層(=サーウェイスウェブ)は全体のごく一部であり、実際は目につかないディープウェブ、ダークウェブが圧倒数をしめています。

ダークウェブで取引されているもの

ダークウェブで取引されているもの

ダークウェブは、サイバー攻撃にたびたび利用されます。というのも、ダークウェブでは以下のような情報やツールが取引されているからです。

  • ・サイトやシステムへのログインID・パスワード
  • 個人情報(住所・電話番号など)
  • マルウェアを作成するツール
  • ・WebサイトやOSの「脆弱性」に関する情報
  • クレジットカード情報

サイトやシステムへのログインID・パスワード

ダークウェブでは、サイトやシステムにログインするためのアカウント情報が取引されています。不正に盗まれたID・パスワードがダークウェブに流出・販売されると、具体的には以下のような被害が発生します。

  • ・企業のクラウドやシステムに不正アクセスされ、知財や機密情報が漏洩する
  • ・ECやネットバンキングで不正な購入・送金が行われる
  • ・運用するSNSやWebサイトで不適切な情報を発信される

個人情報(住所・メールアドレス・電話番号など)

住所やクレジットカード情報、マイナンバーなどの個人情報もダークウェブで不正に取引されていることが多いです。

▼想定される被害
・フィッシング詐欺や標的型攻撃に悪用される
・架空請求などのDMが送られてくる
・大規模なサイバー攻撃に悪用される

マルウェアを作成するツール

ダークウェブでは、マルウェアの作成ツールも取引されています。マルウェアとはサイバー攻撃に使用される、ウイルスやワームといった不正なプログラムです。

マルウェア作成ツールを活用すれば、プログラミング知識がない攻撃者でも簡単にマルウェアを作成できるため、マルウェア攻撃の濫用が懸念されます。近年、ランサムウェアによる被害が猛威を振るっていますが、ツールの流通が1つの要因とも言われています。

WebサイトやOSの「脆弱性」に関する情報

サイバー攻撃の多くは、WebサイトやOSの「脆弱性」を悪用します。そのため、まだ世間に知られていない脆弱性の詳細は、攻撃者にとって非常に価値ある情報です。

脆弱性を狙ったサイバー攻撃の一例として、以下のようなものがあげられます。

▼Webサイトやアプリの脆弱性を突いた攻撃例

SQLインジェクション SQL(データベースを操作するための言語)を悪用し、不正なSQL文をWebサイトからデータベースへ送ることで、データベースに不正な操作を行う
OSコマンド
インジェクション
Webサイトの入力フォームなどに不正な値を入力し、Webサーバーを不正操作する
クロスサイト
スクリプティング(XSS)
Webサイトの脆弱性を狙って悪質なコードを仕掛け、訪問者にそのコードを実行させる攻撃
クロスサイトリクエスト
フォージェリ(CSRF)
ユーザーのリクエストを偽装して、あたかも本人がログインしているかのような操作を不正に行う
ゼロデイ攻撃 アプリやソフトウェアの「脆弱性」をメーカーが発見し、対策を打つ前にその弱点に付け込んで、不正アクセスなどのサイバー攻撃を仕掛ける

過去には国内の大手企業や内閣府が「ゼロデイ攻撃」の被害にあい、数千件の個人情報を漏洩する被害へと発展した事例もありました。

関連ページ

ゼロデイ攻撃とは?手口・対策・事例をわかりやすく紹介

クレジットカード情報や偽造したカード

スキミングやハッキングで入手した「クレジットカード情報」も取引されています。

クレジットカード情報が悪意ある第三者の手に渡れば、オンラインショッピングでの不正利用や、身に覚えのない不正送金が行われるリスクがあります。

また盗んだクレジットカード情報をもとに、偽造したカードの取引も行われています。

このようにダークウェブでは、サイバー攻撃に繋がる様々な因子が、当たり前のように取引されています。組織はサイバーセキュリティへの当事者意識をもち、「いつ被害に遭ってもおかしくない」という自覚をもって、対策に臨む必要があると言えます。
 

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ダークウェブはなぜ誕生したのか

ダークウェブはなぜ誕生したのか

ダークウェブは、もともとアメリカ海軍が匿名性を確保し「秘匿性の高い情報通信」をするために開発された技術でした。このとき元となった技術を「オニオン・ルーティング」と言います。

「オニオン・ルーティング」とは、何層ものレイヤーでユーザー情報を覆い隠す技術で、通信の秘匿性を確保するために考案されました。いくつもの層から形成される「オニオン(玉ねぎ)」と構造が似ていることから、名づけられました。

何層にも重なる玉ねぎの様子

このオニオン・ルーティングの技術は「Tor (The Onion Router)」と呼ばれるようになり、別の非営利団体に引き継がれます。Torは、その秘匿性の高さからWebの閲覧制限がある国で活用されていましたが、次第に「犯罪者が秘密裏に活動する目的」にも使われるようになりました。これがダークウェブです。

日本では2012年、犯罪者が第三者のPCを匿名で遠隔操作する事件が発生。その犯行の多くで「Tor」が用いられたことから、ダークウェブの存在が広く知られるようになりました。

ダークウェブにアクセスするのは違法なのか?

ダークウェブにアクセスするのは違法なのか?

結論から言うと、ダークウェブにアクセスすること自体は、違法ではありません

しかしながら違法性が高いものが取引されているため、興味本位でアクセスすると犯罪に巻き込まれる恐れがあります。

▼ダークウェブによる被害の例
・違法な商品を「違法」と認識せず購入する
・マルウェアに感染する
・詐欺に巻き込まれる(金銭が正当に振り込まれない)
・犯罪に巻き込まれる

またアクセス自体は罪ではないものの、犯罪目的でダークウェブを使用することはもちろん違法です。各国の政府・検閲機関はダークウェブを監視することができ、過去にはダークウェブで犯罪を依頼した人物を追跡・特定し、逮捕に至っている事例もあります。

ダークウェブと暗号資産の関係

ダークウェブと暗号資産の関係

ダークウェブで商品を売買する際、一般的な決済方法(クレジットカード決済や銀行振り込みなど)で取引すると、身元が特定されてしまう危険性があります。

そこで一般的に利用されるのが「暗号資産(仮想通貨)」です。暗号資産は利用者の特定につながる情報が、秘匿されるという性質を持っているためです。

暗号資産が広く普及したことは経済の活性化にポジティブな影響を与えた一方、ダークウェブ上の金銭の授受を容易にする結果ももたらしました。こういった背景より、ダークウェブと暗号資産の関連性は非常に深いと言えます。

ダークウェブを悪用した被害事例

ダークウェブを悪用した被害事例

ここでは日本国内で発生した、ダークウェブを悪用した事例を3つ紹介します。

1. 公的機関の職員端末より個人情報125万件が流出した事例

日本の公的機関の職員端末がサイバー攻撃を受け、約125万件の個人情報が外部に流出した事件が発生しました。

攻撃者は学術機関の職員を装った電子メールに、ウイルス付きの文書ファイルを添付して送信。これを開封した職員の端末が感染し、ファイル共有サーバーに保管されていた個人情報が抜き取られる事態となりました。

この事件では通信手段として「ダークウェブ」が悪用されました。最終的にはダークウェブの匿名性の高さから、攻撃者の特定には至っていません。

2. 約580億円の仮想通貨が流出した事例

大手の仮想通貨取引所で、顧客から預けられた約580億円の仮想通貨が、不正アクセスによって流出した事件です。

攻撃者は仮想通貨取引所の社員あてに、不正なリンクを記載したメールを送信。リンクを開いた社員の端末はマルウェアに感染し、遠隔操作によって仮想通貨の秘密鍵を盗まれたとのことです。

マルウェア攻撃を仕掛けた犯人は、未だ特定されていません。

その後、別の第三者が流出した仮想通貨の一部を、ダークウェブにて別の仮想通貨に交換したところ「盗難されたものと認識しながら利益を得た」ことを理由に、逮捕される事態に発展しました。

3. 607社の国内企業・行政機関がサイバー攻撃を受けた事例

アメリカ企業が開発したVPN機器を使用する607社の国内企業・行政機関が、サイバー攻撃を受ける事件が発生しました。攻撃者は「VPN機器の脆弱性」を悪用し、攻撃を仕掛けたとのことです。

脆弱性が放置されていた当該VPN機器は世界で5万台以上にのぼり、その導入リストがダークウェブで公開されていたことが事件の要因でした。公開情報には、ユーザー名、パスワード、IPアドレス、アクセス権などが含まれていたそうです。
 

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ダークウェブの被害に遭わないための関わり方と対策

ダークウェブの被害にあわないための関わり方・セキュリティ対策
ダークウェブの特徴や脅威、被害事例について説明してきました。ここでは被害に遭わないための関わり方やセキュリティ対策について説明します。

1. 興味本位でダークウェブにアクセスしない、何も購入しない

興味本位でダークウェブにアクセスすると、マルウェア感染・情報漏洩など思わぬところで犯罪に巻き込まれる危険性があるため、不用意にアクセスしないようにしましょう。

2. 「多要素認証」導入など、ログイン管理を厳重にする

使用アカウントのログイン情報がダークウェブで取引された場合、不正アクセスに悪用される恐れがあります。

ログイン時はID/パスワードだけに頼らず、以下のような方法で認証を強化することをおすすめします。

  • 多要素認証を導入する
  • SSO(シングルサインオン)を導入する

「多要素認証」については以下の記事で詳しく解説しています、ぜひあわせてご覧ください。

関連ページ

例でわかる!多要素認証(MFA)とは?仕組みや種類・二段階認証との違いをわかりやすく解説

またアカウント情報流出のリスクを軽減するためにも、使っていないアカウントはこまめに削除することを心がけましょう。

3. OSやソフトウェアを常にアップデートする

ダークウェブでは頻繁に「OSやソフトウェアの脆弱性」に関する情報が取引されており、攻撃者が悪用することで不正アクセスや乗っ取りといった犯罪が発生しています。

脆弱性を狙われないためには、定期的にOSやソフトウェアをアップデートし、常に最新の状態を保つことが重要です。

4. 強力なアンチウイルスソフトを導入する

ダークウェブへアクセスする際は、マルウェア感染のリスクに備え、必ずアンチウイルスソフトを導入しておきましょう。強力なアンチウイルスソフトを導入することで、個人情報やアカウント情報の流出を防ぐことができます。

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ここでは

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3つの項目に分けてご紹介します。

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業界最高峰のAIアンチウイルス「LANSCOPE サイバープロテクション」とは

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まとめ


本記事ではダークウェブの特徴や歴史、取引されている商品や被害リスク、およびダークウェブによる犯罪に巻き込まれないための対策について解説しました。

▼本記事のまとめ

  • ダークウェブは 通常の検索やブラウザではアクセスできない匿名性の高いWEBサイトであり、しばしば違法な取引の温床になっている
  • Webにはサーフェイスウェブ(表層Web)、ディープウェブ(深層Web)そしてダークウェブの3種類がある
  • ダークウェブを悪用した暗号化資産の取引や金銭の授受、サイバー攻撃の被害が報告されており、その脅威は計り知れない
  • 対策として「アンチウイルスの導入」「多要素認証やパスワードレス認証の利用」「OS・ソフトウェアの脆弱性対策」などがある

ダークウェブの利用は犯罪への加担、犯罪被害にあうリスクが懸念されるため、基本的には控えるのが得策です。ただしダークウェブという存在について理解し、常日頃から「個人情報の悪用」や「マルウェア感染」といったリスクにさらされている自覚をもって対策に臨むべきでしょう。

ぜひ自社の現状におけるセキュリティ課題を洗い出し、対策を検討してみてください。
 

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